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ブックマーク / techon.nikkeibp.co.jp (14)

  • 【MacBook Air分解:番外編】我々はなぜ「無駄だらけ」と書いたのか - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    Tech-On!に掲載した記事「【MacBook Air分解その5】外は無駄なし,中身は無駄だらけ」は,我々の予想を超えて多くの読者に読んでいただいた。そのこと自体は記者にとって望外の喜びである。だだし記事のコメントなどを読んでいて,読者の一部に我々の意図がうまく伝わらなかった懸念を覚えた。Apple社の話題を取りあげると熱狂的なコメントがつくことが多いので,しばらく静観していたところ,米Wired誌のブログ(日語訳はこちら)で取り上げられて話がややこしくなった。Wired誌の記者はとんでもない勘違いをしているように思える。我々記者や記事に登場する技術者がApple社に嫉妬したり,同社を侮辱しているととられたならば,大間違いである。 先の文章には確かに説明不足の嫌いがあり,それが生んだ勘違いは筆者の不徳の致すところである。協力していただいた技術者たちには何の非もない。だからこそ,恥を承知

    cube1192
    cube1192 2008/02/28
  • 著作権絡みの議論がなぜ腑に落ちないかをPerfumeとニコニコ動画から考えてみる - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    Perfume(パフューム)」にハマっている。映画ではない。もちろん香水でもない。9月に発売したシングル「ポリリズム」が自身初のベスト10入り,11月に東京・恵比寿で行ったライブは超満員と,今まさに上昇気流に乗り始めた広島出身,3人組の女の子アイドル・グループの話である(Perfumeの公式サイト)。 いい歳してアイドルはどうよ,と我ながら思いつつ,週末などに居間のテレビでDVDを何度も飽きずに見ていたら,4歳の息子と3歳の娘まですっかりファンになってしまった。気がつくと「エゥレークトォワー♪」などと鼻歌を歌っており,「まーた変なモノ見せてー(怒)」と家人の余計な不興を買う始末。とはいえ,実は私がPerfumeを知ったのはほんの2週間前だ。筋金入りでも何でもなく,恥ずかしながらにわか中のにわかである。2週間前にインターネットの掲示板で紹介されていたYouTube動画へのリンクをふとクリッ

  • Tech-On!:iPodの開発 # 無意識の音楽体験(第12話)

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 mini Algorithm 小柄になったiPod miniに,Apple社自慢のiPodの体験を封じ込めるには,それなりの工夫が必要だった。意外なところにも目配りの跡がある。例えばジュークボックス・ソフトウエア「iTunes」の新バージョンに,iPod miniを想定したアルゴリズムを追加した。 iPod miniの記録容量は,これまでの製品の中で最も小さい。最大容量の機種と比べてわずか1/10だ。1000曲を保存可能とはいえ,ユーザーの中には,この枠を超える音楽ライブラリを持つ人もいた。そうなると破綻を来すのが,Auto-Sync機能である。パソコンにある曲すべてをiPodに格納しようにも物理的に不可能だ。転送する曲をユーザーに選ばせるのでは,iPodの思想に背く。こうした些事さじにユーザーの

  • Tech-On!:iPodの開発 # 無意識の音楽体験(第11話)

    The Unconscious Music Experience Three years after the initial announcement of the iTunes music jukebox software and the beginning of the iPod development,Apple Computer, Inc. introduced the iPod mini on January 6th,2004 at the MacWorld Expo event in San Francisco. The iPod mini was the first completely new iPod product since the initial introduction. Once it went on sale,there was an iPod mini b

  • Tech-On!:iPodの開発 # 怪物レーベルvs.痩身iPod(第10話)

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 FairPlay for DRM iTunes Music Storeで購入した楽曲が,iPod以外の携帯型プレーヤにコピーできないことも,音楽業界の安心感を増したようだ。iPodに格納した音楽ファイルは,基的にパソコンにはコピーできない。 Apple社は,当然DRM技術にも気を配った。iTunes Music Storeに加え,同時発表した第3世代のiPodに,「FairPlay」と呼ぶDRM技術を組み込んだ。同社独自の技術で,詳細は明らかにしていない。保護されたファイルをiPodに転送して再生できるほか,家庭内ネットワーク上での安全なストリーミング再生なども可能という。 Apple社が他社と違ったのは,必要以上に強力なDRM技術を導入しなかったことである。レコード会社の過大な要求に対し,体を張

  • Tech-On!:iPodの開発 # 怪物レーベルvs.痩身iPod(第9話)

    Major Label Monsters Versus Twiggy the iPod Promising the press something that would be "music for your ears" and amidst rumors that Apple would be purchasing a major record label,on April 28th,2003,Steve Jobs yet again appeared on stage to announce the third generation of the iPod. This time,the main star of the Steve show was the introduction of the "iTunes Music Store." The result of sometime

  • Tech-On!:iPodの開発 # 三度目の正直(第8話)

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 Doing Windows 第2世代機の最大の特徴は,Windowsへの対応である。Apple社は,iPodを独立したビジネスとして育てることを,ついに決断したわけだ。iPodの市場を広げるには,Windowsへの対応は必要不可欠だった。 Apple社の狙いは,Macintosh向けのiPodと寸分たがわぬ「体験」を,Windowsパソコンのユーザーにもたらすことだった。現在Apple社でDirector of Product Marketing,iTunesを務めるChris Bellは回想する。「Macでうまくいったことを,そのままWindowsプラットフォームで再現しようとした」。 現実には,事はそう簡単でなかった。iPodを Windowsに対応させる仕事は,開発チームに頭痛の種をまき散らし

  • Tech-On!: # 三度目の正直(第7話)

    Third Time's a Charm When Steve Jobs strode out on the stage to announce the iPod on Tuesday,October 23rd,2001,it was the culmination of a frenetic development process lasting for less than a year. While the iPod team remained firmly convinced they had something revolutionary,the initial reaction to the iPod was not quite as enthusiastic. Much attention was paid to the relatively high price of $

    cube1192
    cube1192 2005/10/18
  • Tech-On!:iPodの開発 # カリフォルニア,日本,台湾

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 Make It Smart Enough ファームウエアの開発でApple社の意向を反映した可能性があるのは,例えば楽曲をキャッシュするアルゴリズムである。Portelligent社は分解に先立ってiPodが消費する電力を調べた。その結果判明したのが,HDDの消費電力が,他の部品と比べて段違いに大きいことだった。電力をうHDDをなるべく動作させず,楽曲の再生中に音飛びを防ぐには,キャッシュのアルゴリズムにそれなりの工夫が必要になる。 アルゴリズムのポイントは,次にどの曲が再生されるかを先々まで予測し,HDDを起動したときに一気にDRAMに転送してしまい,すぐにHDDを止めること。 「そのためには,ランダム・モードで曲を再生するときでも,次にどの曲が来るのかを把握しなければならない。恐らく一番の問題

  • Tech-On!:iPodの開発 # カリフォルニア,日本,台湾

    California,Japan,Taiwan Over the last two installments, we've become familiar with Apple's thinking behind many of the major design points of the iPod. There is still one more part of the story as the iPod is rushed from the drawing board and into production. That is the electronic design of the iPod as well as the components and the case. Since Apple prefers to discuss the consumer facing portio

  • Tech-On!:iPodの開発 # 21世紀のウォークマン(第4話)

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 The iTune Microcosm 1つの体験をつくり出すという発想は,iPodのユーザー・インタフェースにも多大な影響を与えた。「iPodの重要な点の1つは,iTunesのインタフェースをiPodに反映させることだった。iPodを使ったときに,全く別のことをしているように思わせちゃダメなんだ。例えばiTunesが表示するメタデータを,iPodでもうまく見せる必要があるって,みんなが思ってた」(Chris)。 実際,iPodのメニュー体系や表示の仕方は,iTunesのそれに似ている。アーティスト名やアルバム名をたどって楽曲に至る一連の流れは,iTunesそのままだ。ちなみにiPodのユーザー・インタフェースについても,Apple社は特許を出願している(米国特許出願番号2004/0055446)。

  • Tech-On! iPodの開発 # 21世紀のウォークマン(第3話)

    "Walkman of the 21st Century" In the spring of 2001,as the Internet Bubble deflates,Silicon Valley companies are either going bankrupt or laying employees off. Despite this,Apple Computer,Inc. makes the decision to commit resources to an entirely new product category for the company,a digital music player. At the time, Apple has only two people working on the project,yet the company sets a goal t

  • Tech-On!:iPodの開発 # 林檎の樹の根回し(第2話)

    このサイトは、『日経ナビ』ユーザーのために 『日経エレクトロニクス』が提供しています。 Labor of Love この資格を満たす製品像を浮き彫りにするため,2人はさらに調査を進めた。その過程は,Stanがこれまで経験したどの製品の場合とも違っていた。彼がApple社に入社して既に6年がたつ。その間に,「PowerMac」から教育用のデスクトップ機,サーバに及ぶ幾多の企画を担当した。今回の開発は,いずれにも似通わない。何しろApple社にとっても,初めての分野である。 2人は,多くのエンジニアが夢見る立場を享受した。真っ白なキャンバスに,世の中を揺さぶる鮮烈なビジョンを描き出すのだ。Stanはこの仕事を,心より楽しんだ。 当時を振り返るStanの発言は,あたかも神聖な体験の追想か,激戦をくぐり抜けた古参兵の述懐のように響く。「あのころのことは,何だかぼんやりしてるんだ。分かるだろう

  • Tech-On!:iPodの開発 (第1話)林檎の樹の根回し

    Nemawashi Around the Apple Tree In 2000,Apple Computer,Inc. belatedly decided to come out with a music product,the iTunes digital jukebox software. From this project came an idea to explore the advisability of Apple entering the nascent digital music player market. In early 2001,a team of just two people was given the mission to research what was to become the product that yet again thrust Apple

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