先日、水島聡氏の軍慰安所に関する実に斬新な見解を紹介しました。 それぞれ二時間以上のロングインタビューとなったが、私は意識的に慰安婦の問題を具体的に聞いてみた。南京大虐殺肯定派の人々は、虐殺だけではなく、二万人から八万人の日本軍の強姦を主張している。しかし、慰安婦とそのシステムが南京に存在したとすれば、間接的にではあるが、大量の強姦事件などは否定できるのである。まあ、強姦やり放題だったとすれば、慰安婦など必要無い筈だからである。 資料が示すところでは、旧軍は性病防止と並んで強姦防止を慰安署設置の目的として考えており、強姦を女性に対する人権侵害として真摯に受けとめる姿勢こそ(資料からは)見いだし難いものの*1、強姦の多発が日本軍による占領地統治や宣撫工作に悪影響を及ぼすこと、すなわち「占領地で強姦が多発すれば占領地の住民は怒ること」はきちんと認識していたと言えます。しかし水島歴史学によれば旧