2010年後半に、拙作のHTTPデバッグ用ソフトウェアであるDoorman@JUMPERZ.NETをEclipseプラグインに移植した(詳しくはこちら)。これは筆者にとって初めてのEclipseプラグイン開発であった。そのとき感じたことを簡単にこのエントリにまとめてみたい。 Doorman@JUMPERZ.NETというソフトウェアは、2007年に筆者が拙著「ウェブアプリケーションセキュリティ」執筆の際に作成したものである。ローカルマシンで動作するGUIのHTTPプロキシサーバであり、ウェブブラウザとウェブサーバの間に位置し、そこを通り過ぎるHTTPリクエストとレスポンスをユーザが自由に見たり書き換えたりすることで、ウェブ開発の際のデバッガとして使用することができる。筆者はウェブアプリケーション開発者でもあるので、自分自身の開発の際などにも便利に使っている。 2007年のリリース時、このソフ