神奈川県の厚木基地の周辺住民が航空機の騒音被害を訴えて国に飛行の差し止めや損害賠償を求めていた第4次厚木基地騒音訴訟で、横浜地方裁判所は騒音被害の違法性を認め、国に自衛隊機の夜間と早朝の飛行の差し止めと過去の分の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。 基地の航空機の飛行の差し止めが命じられたのは全国で初めてです。 第4次厚木基地騒音訴訟では、基地の周辺住民およそ7000人が在日アメリカ海軍と海上自衛隊の航空機の騒音被害を訴えて、基地を管理する国に対し、損害賠償と夜間などの飛行の差し止めを求めていました。 21日の判決で、横浜地方裁判所の佐村浩之裁判長は騒音被害の違法性を認め、国に自衛隊機の夜間と早朝の飛行の差し止めと過去の分の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。 基地の航空機の飛行の差し止めが命じられたのは全国で初めてです。