電気料金は、一世帯が消費した分がまとめて請求されるため、どの機器がどれだけ電力を使ったを知る術はない。 ただし、目安の料金であれば、かけ算だけの計算式で求められる。その計算式とは『電気機器の消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWh当たりの電気料金(22円)』というもので、その答えとして出てきた数字が、その機器の目安となる電力料金だ。 例えば、定格消費電力が1,000Wのヒーターを3時間使用した場合は、『1(kW)×3(h)×22(円)』という式になる。この答えが電気料金の目安となり、この場合は「66円」となる。定格消費電力は、大抵は製品の説明書やパッケージに記されている。また、このコラムでたびたび登場する、サンワサプライの「ワットチェッカー」でも調べられる。 このように簡単な計算式で済めばよいのだが、「定格消費電力が550Wの電子レンジを3分50秒間使う」場合は、0.55×230×1/6