「途上国の子供1人に1台のノートPC」を目指すNPO「One Laptop Per Child」(OLPC)が、教育向けノートPC「XO」でWindows XPをサポートすることを正式に発表した。Linuxベースの「Sugar」に加え、二本立てで推進してゆく。この決定をめぐっては、プロジェクトから不協和音も聞こえており、OLPCにとっては、大きな転換点となりそうだ。 マサチューセッツ工科大学(MIT)Media LabのNicholas Negroponte氏が率いるOLPCプロジェクトは、LinuxベースのOSを利用する方針でスタート。途上国支援に賛同する人だけでなく、FOSS(Free and Open Source Software)支援者からも好感も持たれていた。Media Labのエグゼクティブ・ディレクターを務めていたWalter Bender氏は、OLPCでソフトウェア開発を