Windows 7のパッケージ発売に合わせるように正式発売されたVMware Workstation 7(以下、WS 7)。今回は、このWS 7を実際に使ってみて、どのような機能を持っているか紹介する。 ■Windows 7をAero UIで動かしてみる WS 7のテスト用に用意したのは、AMDのPhenom IIとNVIDIAのグラフィックカードを使ったPC。この環境に、WS 7をインストールしてみた。ホストOSとしては、Windows 7 64ビット版を使った。 WS 7のインストール自体は、非常に簡単だ。VMwareのWebサイトで30日間使用できる試用版が提供されている。これをダウンロードして、インストールすればOKだ。ちなみに、WS 7のプログラムは、32ビット/64ビットのWindows版、32ビットLinux、64ビットLinuxの3つが用意されているので、ホストOSの種類に
2009/07/22 ヴイエムウェアが携帯端末の仮想化市場に乗り出す。7月22日から東京ビッグサイトで開催した「ワイヤレスジャパン2009」でモバイル向けの仮想化ソリューション「VMware MVP」(Mobile Virtualization Platform)を展示。モバイル向けOSのAndroidとWindows CEが同一端末上で起動できる様子をデモンストレーションしている。 ヴイエムウェアは2008年11月に、モバイル端末向けのリアルタイムハイパーバイザを開発するフランスのベンチャー企業、トランゴ・バーチャル・プロセッサを買収。これをベースにしたVMware MVPを発表している。VMware MVPはマイクロカーネルベースの独自ハイパーバイザで、メイン部分は30KBとコンパクトなのが特徴。ドライバ類などを含めても1MB以下と小さい。これはLinuxのカーネルモジュールとして提供
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます VMwareは7月21日、携帯電話などのモバイル製品向け仮想化プラットフォーム「VMware Mobile Virtualization Platform」(VMware MVP)を日本で初公開した。これは、1台の携帯端末上で個人用の携帯環境とビジネス用の携帯環境を併用するといった利用法を可能にするものだ。 VMware モバイルマーケティング担当 プロダクトマネジメント&市場開発部門 ディレクターのSrinivas Krishnamurti氏によると、同社では2年前よりモバイル製品の仮想化について検討していたという。それは、「携帯電話はすでに次世代のPCと言ってもいいほど、PCと近い存在になりつつあるためだ」とKrishnamurti
ESX 4では仮想ハードウェアも進化しており、SASやIDEといったデバイスを仮想マシンで利用できるようになった。これにより、IDEを利用する古いOSもESX 4ではゲストOSとしてインストールできるようになっている。ただし、VMwareが古いOSすべてをサポートしているわけではない。 ハードウェアの仮想化支援機能に関しては、インテルのEPT(Extended Page Tables)を新たにサポート。EPTは、Xeon 5500番台などで採用されている仮想化支援機能で、メモリのマッピングを計算する機能をCPUのハードウェア側で実現するもの。ESX 3.5からサポートしているAMDのRVI(Rapid Virtualization Indexing)やインテルのVMDq(Virtual Machine Device Queues)を含め、ESX 4はハードウェア仮想化支援機能のすべてに対応
ITエンジニアの業務効率を改善するために、現役エンジニアが実際の現場で利用している便利ツールを、10回にわたり紹介します。 最近は、パッケージソフトウェア、フリーソフトウェア、オープンソースのソフトウェアなどさまざまなツールやその情報がネット上に存在していますが、そうしたツールをそのまま自分の業務に取り入れても、使いこなせるとは限りません。 ツールはあくまで道具です。本連載では、現役ITエンジニア5人がこれから10回にわたり、「これはお薦め」というツールを、実際の運用面を想定した情報とともに紹介します。目指す効果を出すためには自身で使い込んで最適化することをお勧めします。 ツールの紹介&特徴 わたしのお薦めするツールは、何といっても「VMware」です。これは、各ハードウェアで動作するOS上で仮想マシンを作成し実行するソフトウェアです。 仮想マシンとは、1台の物理的なコンピュータの中で、独
米ヴイエムウェアは2008年7月22日(米国時間)、同社のサーバー仮想化ソフト「VMware ESXi」を無償化すると発表した。決算発表の席上、ポール・マリッツ 最高経営責任者(CEO)が口頭で説明。来週にも正式発表するとみられる。 VMware ESXiは同社のサーバー仮想化ソフトの最廉価版。これまで6万4000円(2CPU、オンライン販売の参考価格)で販売してきた。管理コンソールを省略しハイパーバイザーに機能を絞り込んであるため、32Mバイトとコンパクト。この特徴を活かし、VMware ESXiを不揮発性メモリーなどに格納した“仮想化”組み込みサーバーを、NECやデルなどが提供している。 無償化に踏み切った理由を、ヴイエムウェアの三木泰雄 代表取締役社長は「これまで進めてきた仮想化インフラを世に広めようという戦略の一環。ESXiはESXよりも扱いやすいし、安定感も増してきたので、無償利
米コア・セキュリティ・テクノロジーズは2008年2月25日(米国時間),仮想化ソフトウエア「VMware」にぜい弱性が見付かったと発表した。VMwareは,WindowsやLinuxなどのOSの上に仮想のハードウエア環境を作り出して,複数のOSを実行させることができるソフトウエア。ベースで動くOSをホストOS,その上で動作するOSをゲストOSと呼ぶ。 今回見付かったのは,ゲストOSからホストOSのファイル・システムを読み書きできるというぜい弱性。VMwareには,ゲストOSとホストOSでフォルダを共有する「Shared Folders」という機能があるが,ここにぜい弱性があったという。このぜい弱性を突くことで,例えばシステム・ファイルなどにもアクセスできてしまう。 対象となる製品は,VMware ACE 1.0.x/2.0.x,Windows版のVMware Player 1.0.x/2.
記者:「Windows Server 2008の仮想化機構Hyper-Vって,どうですか?」 取材先:「うん,結構使われるんじゃないかな」 記者:「でも,仮想化ソフト市場ではVMwareが圧倒的に強いですよね」 取材先:「まぁそうだけど,サーバーにプリインストールされるからねぇ…」 「サーバー仮想化」をテーマにした取材や寄稿の打ち合わせをするとき,最後に「Hyper-Vって,どうですか?」という質問をすることにしている。すると,上記のようなやり取りになることが少なくない。「Hyper-V」とは,Windows Server 2008に搭載されるサーバー仮想化機構で,Windows Server 2008(3月発売)の出荷後180日以内に製品版がリリースされる。まだ半年くらい先になるので,なんとも気の早い話だが,仮想化やサーバー関連のお仕事をしている方々の間では,2008年の重要なトピックに
米VMwareは米国時間1月15日に,アプリケーション仮想化ソフトウエアの米Thinstallを買収することで両社が最終合意に達したと発表した。同買収により,デスクトップ仮想化事業の強化を図る。買収金額などの詳細な条件は明らかにしていない。取引は2008年第1四半期中に完了する見込み。 Thinstallは1999年に設立され,サンフランシスコに本社を置いている。政府機関や民間企業など600社以上の顧客を持つ。 同社の製品は,アプリケーションをOSから分離して独立させ,デスクトップ環境に配布する。物理的マシンおよび仮想マシンに変更を加える必要が無く,実装インフラ・ツールや管理ツールも不要。既存のアプリケーション管理システムに組み込んで,Windows NT,同2000,同XP,同VistaなどのOSを搭載した複数のデスクトップ・パソコンに,仮想化したアプリケーションを配備できる。 VMwa
今そこにある選択――VMwareかMicrosoftか、それが問題だ:仮想化の達人(1/2 ページ) 現時点で仮想化市場をリードしているVMware。そしてそれを追うMicrosoft、Citrix、オープンソースコミュニティー。現時点で仮想化技術を用いてサーバの仮想化を行うのならあなたはどんな選択をするだろうか。 今年から来年にかけてはハイパーバイザ方式の仮想化ソフトウェアが主流になるとみられています。ここでは、MicrosoftとVMwareの2社の動向について解説しますが、「今すぐに」ということであれば、VMware製品を選択するとよいでしょう。 登場が待たれるWindows Server Virtualization すでにホストOS型の仮想化ソフトウェアとして、Windows Server 2003 R2上で稼働する「Virtual Server 2005 R2」を無償提供してい
VMware Serverは,VMware Playerと同様にデスクトップ上で使うこともできるが,基本的にはクライアント/サーバーの形態で使う仮想化ソフトである。仮想マシン(仮想化エンジン)が動作するサーバーと,その操作画面(デスクトップ画面)の表示だけを行うクライアントに分けて処理を行う。 VMware Serverは,従来の「VMware GSX Server」の後継製品に相当する。名称を変更して無償化しただけではなく,SMP(対称型マルチプロセッサ)対応など,機能も大幅に強化されている。また,VMware Playerには備わっていない,仮想マシンの作成やハードウエアの設定変更も可能だ。 VMware社によると,VMware Serverを無償で提供した目的は,今まで仮想化技術を利用した経験のないユーザーにその有用性を体験してもらうためだという。同社は大規模システムでの仮想化を前提
Virtual PC 2007 が http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/default.mspx で公開されています。ホスト OS として Vista も対象となっていたので、さっそくダウンロードしてみたのですが、 ゲスト OS を新規にインストールし環境をゼロから構築するのが面倒で、 既存の VMware 上にインストールしてある仮想マシンを Virtual PC で利用できないかとネットを探していると、 http://searchservervirtualization.techtarget.com/tip/0,289483,sid94_gci1225164,00.html で VMware の仮想マシンを Virtual PC に移行する方法が紹介されていました。 以下では上記サイトで紹介されている方法を元に VMware
米VMwareは2007年5月9日,デスクトップ環境向け仮想マシン実行ソフトの新版「VMware Player 2.0」を公開した。新たに,Windows Vista対応やUSB2.0対応,ホストOS/ゲストOS間でのフォルダ共有,1台の仮想マシンに複数CPUを割り当てる仮想SMP機能などを追加した。同社のサイトから無償でダウンロードして使用できる。 VMware Playerは,仮想マシン実行ソフト。VMware Workstationなどで作成した仮想マシン環境を,実行することができる。業務アプリケーション環境を仮想マシンとして固めてアプライアンス化して実行する,といった使い方ができる。仮想マシンの作成機能を備えず,実行機能に限定することで,無償としている。 今回新たに,VMware Playerを実行させるホストOSと,VMware Player上で動作させる仮想マシン上で動作させる
●仮想環境下でDirectXをサポート Intel Mac上でWindowsアプリケーションを利用する方策として、システムの再起動を必要としない仮想化は、非常に有力な方法の1つだ。現時点では仮想マシンが提供するハードウェアの機能に制限があり、必ずしもすべてのアプリケーションが動作するわけではないし、性能面でのペナルティも大きい。だが、こうした制約も少しずつ軽減され、ますます利用が拡大していくものと思われる。 Mac上の仮想化ソフトウェアの代名詞といえば、しばらく前なら「Virtual PC」だったが、MacのプロセッサがIntelに代わり、最もポピュラーな存在となったのがParallelsの「Parallels Desktop for Mac」だ。つい先頃、Macデスクトップ上でWindowsアプリケーションをウィンドウ状態で利用可能なコヒーレンスモードをサポートした新版(Build 31
米EMC傘下のVMwareは米国時間3月5日,企業における仮想マシンの作成と配布を容易にする「VMware ACE 2 Enterprise edition」のベータ版を公開した。「企業のデスクトップ管理とセキュリティ強化を支援する」(同社)としている。 VMware ACE 2は,OSやデータ,アプリケーションなどを統一したデスクトップ環境と,ITポリシーに沿ったコンテンツ保護をパッケージ化し,仮想マシンを配備できるようにする。IT部門が管理するのに必要な条件を維持しながら,機能豊富な仮想デスクトップ環境をエンド・ユーザーへ手軽に提供することが可能。 VMware ACE 2 Enterprise editionの公開ベータ版には,フル機能のデスクトップ仮想マシンをUSBメモリーや外付けハードディスク,「iPod」などに格納するためのツール「Pocket ACE」が含まれる。エンド・ユー
前回、2006年の締めくくりとして「Parallels Desktop for Mac」の新しいβ2を取り上げた。クリスマス直前にリリースされただけに、このβ2でクリスマス休暇入りかと思っていたら、年末の12月29日にβ3がリリースされている。クリスマスも休まず開発を続けているのだろうか。おそらく遠くないであろう正式リリースが今から楽しみだ。 しかし、Intel Mac上のMac OS XでWindowsの動作をサポートする仮想マシンは、Parallelsの製品だけではない。これまでもPC上での仮想マシンソフトウェアを提供してきたVMwareが、Intel Mac上で利用可能な仮想マシンソフトウェア「Fusion」を現在開発中だ。その最初のパブリックβ版が、2006年末にリリースされている。今回は、このFusionのβ版を試用してみることにした。 ●Fusionを導入してみる 1月5日の時
図1●Visual Studio 2005に統合されたVMware Workstation 6のVirtual Debugger機能の設定画面 米VMwareは,同社が米国ロサンゼルスで開催中のVMworld 2006で,デスクトップ向け仮想化ソフトの次世代版「VMware Workstation 6」に実装する新機能を明らかにした。Workstation 6は,最も先進的な仮想化プラットフォームをめざし,ローカルPCの操作性やプログラム開発の効率を向上させる機能などを備える。 パラバーチャライゼーションに対応 仮想化プラットフォームとしての新機能には,パラバーチャライゼーション対応が挙げられる。パラバーチャライゼーションとは,あらかじめ仮想化向けに変更を加えたOSだけが動作する仮想化方式。Xenが代表的だが,Xenの方式はLinuxの構造に依存している。それに対してVMwareは,「VM
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