米ワシントン大学は6月25日、視覚障害者が外出先でも自由にWebを利用できるようにするための無料ツール「WebAnywhere」を正式に立ち上げた。 米国内だけでも約1000万人といわれる視覚障害者は、PCを利用するのに画面上の文字を読み上げるソフトを必要とする。そのため専用ソフトをインストールした自分のPCは使えても、外出先などではWebサイトを利用できない。 ワシントン大学が開発したWebAnywhereはWebでホスティングされているため、PCにダウンロードする必要がない。外部サーバでテキストを処理し、音声ファイルをユーザーのWebブラウザへ送る仕組みになっている。 現時点では英語版しかないが、同大学は数週間前にソースコードを公開。中国の開発者が中国語版の開発に興味を示しているという。
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