小さく考えていては、Microsoft、Oracle、さらにはGoogleといった超巨大企業と同じ市場で戦うことはできない。AdobeのCEO、Bruce Chizenがこの春、34億ドルでMacromediaを買収することに決めたのもそのためだった。 アニメーションソフトウェアのFlashを提供するMacromediaと、テキストファイルをオンラインで配布することを可能にしたPDF(Portable Document Format)技術の開発元であるAdobe--これは想像力を刺激される組み合わせだ。変化の激しいマルチメディアの世界で、コンテンツ開発者が常に最新のツールを求めていることを考えると、この買収によって、Adobeの地位はほぼ不動のものになったといってよい。 少なくとも、理屈の上ではそういうことになる。 もちろん、早合点は禁物だ。ソフトウェア産業の歴史をひもとけば、行き場を失っ
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