現在、われわが見ているハイビジョン放送は、すべて固定ビットレートのMPEG-2として映像が配信されている。これに対して光ディスクには、主に可変ビットレートでエンコードが行われる。 MPEG系の技術では、固定ビットレートの場合、シーンチェンジなどで大きく場面が転換する部分で画質が落ちやすく、一度落ちた画質も差分の情報が増えることで回復するといった振る舞いをすることが多い。また、さらにビットレートが落ちてくると四角い圧縮単位ごとのノイズが見えてくるという具合だ。 これが動画内容を分析してから可変ビットレートで収録すると、シーンチェンジで多くのビットを使い、MPEGの効率が良くなる。また似たテクスチャが連続し始めるとビットレートを抑えるという効率の良いビット配分が行える。 くわえて同氏が強調したのがMPEG-2の圧縮技術そのものの進化だ。「MPEG-2は発明されて10年以上が経過し、画質を向上さ
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