FRBの2000年代前半の低金利政策を批判する経済学者の急先鋒であるジョン・テイラーが、1/12ブログエントリで以下のような図を紹介している。 これによると、コアPCE(Personal Consumption Expenditures=個人消費支出)インフレ率*1(前年同期比)で実質化したFFレートは、2000年代は期間の4割以上でマイナスだったという。これはインフレが昂進した1970年代を上回る率であり、テイラーはこの期間に金利が「Too Low For Too Long」であった証左だとしている。 この図の出所はカンザスシティ連銀総裁のトーマス・ホーニグ(Thomas Hoenig)の年初(1/7)スピーチの原稿。そのpdfでは、実質FFレートの時系列推移も載せている(下図)。 これを見て、日本で同様の図を描画したらどうなるかと思って描いたのが下図である。 政策金利としては、1995
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