3月25日、日銀が公表した2012年10─12月期の資金循環統計によると、昨年12月末の家計金融資産残高は1547兆円となり、前年に比べて3.1%増加した。4日撮影(2013年 ロイター/Yuya Shino) [東京 25日 ロイター] 日銀が25日公表した2012年10─12月期の資金循環統計によると、昨年12月末の家計金融資産残高は1547兆円となり、前年に比べて3.1%増加した。株高や円高是正に伴って保有資産の時価評価額が上昇したことが要因で、暦年ベースの伸び率は2005年の6.8%増以来の高い伸びとなった。 家計の金融資産残高の1547兆円は、暦年ベースで過去最高となる2006年末の1586兆円以来の高水準で過去3番目。増加要因は、株高にともなう保有株式の時価評価額の上昇や、円高是正によって外貨建資産の円換算の価値が上がったため。2011年末は日経平均株価が8000円台で推移して