10月末に、パナソニックがプラズマディスプレイパネルの生産から撤退すると正式に発表しました。12月に生産を終了し、2014年3月には生産拠点の事業活動を停止するという予定です。 そして、プラズマディスプレイに関して、もう一つ注目されるニュースがありました。11月19日、曲がる大型プラズマディスプレイのベンチャー企業である篠田プラズマが、資金調達ができずに事業を停止したとの報道が流れたのです。 「篠田プラズマが事業停止 資金繰り悪化で」(2013/11/19) この報道では、兵庫県知事が「資金繰りに苦労されていたことは前々から知っていたが、(事業停止は)非常に残念だ。技術力そのものは世界最先端。続けられることを期待したい」とコメントしたとあります。 実は私にはこの知事の発言がすんなりと受け取れずに引っかかていました。その引っかかりには理由があります。 事業化するだけでは何の意味もない 知事と