中山文部科学大臣は14日、通学や仕事をせず、職業訓練も受けない若者「ニート」やフリーターが増えている問題について「猫社会にも働く意志を見せない『ニート猫』が増えているのは看過できない」と語り、今後猫向けの職業訓練などの施策を検討すると語った。 松江市内で行われた「教育改革タウンミーティング」で中山文科相は、「犬と比べて猫には働く意志が見受けられず、街角にはいわば『ニート猫』があふれている。今までの教育では競争は悪だとしてきたが、社会に出ると競争社会でその落差に戸惑っているのが原因ではないか。今後は猫に対しても『お手』や『チンチン』などができるような職業訓練を施していく必要がある」と語った。 これに対し、出席者の間からは「『働いたら負け』こそが猫の美徳ではないか」という声も上がったが、文科省としては、今後自治省と協力して野良猫の職業訓練にいっそう力を入れていく方針だ。 写真=働く意思を