ちょうど昨年の今ごろ、子どもが持つケータイがスマホ化し始めているという指摘をしたわけだが、あれからほぼ1年が経過し、だんだんその実態が見え始めてきた。 今回は、今年3月に公開された、内閣府の「平成24年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」を元に、子どもたちのネット利用の変化を探っていきたいと思う。 本調査の実施は2012年11月なので、まだこの春からの変化は捉えられないが、少なくとも昨年春からの状況は掴めるはずである。 まず青少年の携帯電話所有率およびその内訳だが、小中高とも平成23年度は所持率に減少傾向が見られたものの、24年度はまた上向いている。特に小学生の伸びが顕著で、間もなく3割に到達する勢いだ。しかもこれまでは確認できなかったスマートフォンの所有が初めて現われた。 スマートフォンに注目すれば、中学で約25%、高校に至っては約56%という数値は、予想以上に高い。2012年7
![子どものスマートフォン化の実態(1)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f61de524d6c57a2b6f5ec63a3845b13d79bbb556/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmobile%2Farticles%2F1305%2F07%2Fl_yo_g01.jpg)