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ブックマーク / science.srad.jp (12)

  • カリフォルニア州の大気汚染物質、その4分の1は中国から飛来したもの、という調査結果が出る | スラド サイエンス

    北京大学のJintai Li氏らの研究チームが、米国向けに中国で生産された消費製品に対する生産排出量と排出量を測定した。その結果、中国における2006年のスモッグのうち17~36%が輸出用品を作る工場が原因であったことが分かったそうだ(NewScientist、AFPBBニュース、slashdot)。 同チームが大気圏モデルと前出の排出データを組み合わせてシミュレーションした結果、汚染された大気はシアトルからカリフォルニア南部へ運ばれていることが分かったという。2006年の特定の日のデータでは、米国西部上に発生した硫酸塩スモッグの4分の1が、「中国における米国市場のための生産」によるものであるという計算結果が出たとしている。

  • 近い将来、特定の人にだけ感染させるウイルスが作れるようになる | スラド サイエンス

    The Atlanticによれば、近い将来、「特定の人物のみに感染するインフルエンザウイルス」といったものが簡単に作れるようになるという(The Atlantic、家/.)。 現在、DNA解析に必要なマイクロアレイスキャナ、質量分析計、遺伝子シーケンサーなどの機器は100万ドル以上の費用がかかるが、そう遠くないうちにeBayで10,000ドル以内で落とせるようになるだろうとしている。記事では、2015年にはDNA解析技術の向上により、特定の人物の末期がんを直すことのできる遺伝子治療が実現、ウイルス学者たちはカスタマイズされた治療手法をクラウド上で共有する時代が来るだろうとも予想している。こうした技術を応用すれば、講演会などでウイルスを流すだけで特定の人物だけを暗殺できるウイルスが作れるようになるとしている。 このようなウイルスはまだ実現されていないが、シークレット・サービスなどの著者とし

    cyuushi
    cyuushi 2012/11/01
    個人情報の定義がガラッと変わるかもしれないな。
  • 不潔な環境はアレルギーを予防する? | スラド サイエンス

    従来から幼少期に細菌に接触していると、体内の免疫系が強化され、アレルギーや喘息などから体を守ると考えられてきた。しかし、その仕組みは分かっていなかった。喘息および潰瘍性大腸炎 (共通する炎症性腸疾患) の進行を無菌状態のマウスとそうでないマウスを実験に用いて比較調査したところ、細菌への接触と免疫系の役割についてのメカニズムを特定できたという (Nature News & Comment の記事、家 /. 記事、DOI: 10.1126/science.1219328 より) 。 無菌状態のマウスでは、体内の免疫細胞の一つ iNKT (invariant natural killer T ) 細胞が多かった。iNKT 細胞は体から外敵を守る重要な免疫機能でもあるが、過剰に存在すると喘息および潰瘍性大腸炎を引き起こす要因ともなる。しかし通常状態のマウスは iNKT 細胞が少なめであった。この

    cyuushi
    cyuushi 2012/03/28
    少なくとも自分が花粉症発症しない一要因ではあるかと思ってる(汚部屋がw)
  • GaN-Sb 合金、太陽光から水素燃料を生み出す | スラド サイエンス

    窒化ガリウムとアンチモン 2 % の GaN-Sb 合金には、太陽光に照射された水分子を水素と酸素に電気分解させる特性があることが実証されたとのこと (Science Daily の記事、家 /. 記事、DOI: 10.1103/PhysRevB.84.075304より) 。 GaN-Sb 合金を水に沈めて太陽光に晒したところ、水分子を水素と酸素に分解する PEC 型光触媒反応が起き、水素を集めることが出来たという。水素はこれまで、クリーンなエネルギー源として長いこと注目されてきたが、自然界には単独で存在する水素はほとんどない。そのため他の化合物を分解することで取り出さなくてはならならず、その過程で膨大なエネルギーを必要としてきた。つまりクリーンなエネルギー源としての水素を生み出すのに、今日のやり方ではどうしても二酸化炭素の放出を伴わざるを得ないという。 今回の研究により、GaN-Sb

  • 心の痛みと体の痛み、脳内では同じ | スラド サイエンス

    愛する人との別れによる心の痛みと身体的な痛みは脳にとっては同じであることが研究で明らかにされたそうだ (CNN.com の記事、家 /. 記事より) 。 fMRI を使って分析したところ、別れた相手を思う時の脳の活動はコーヒーの熱さを手に感じるときのそれと同じであったとのこと。これは脳が心理的な痛みと身体的な痛みを区別していないことを意味しているといい、「張り裂けそうな痛み」といった表現は決して比喩ではないことを表しているとのこと。 過去にトラウマを受けている人は痛みに敏感になることがあり線維筋痛症を発症しやすい傾向があるそうで、この発見は身体的な痛みと心理的な痛みの関係を解明する上で非常に大切であるとのことだ。 別れの痛みはコーヒーの熱さよりはずっと痛いような気がするのだが。

  • ミツバチ大量死の原因、解明か | スラド サイエンス

    ミツバチが失踪する「蜂群崩壊症候群」が世界中で問題となっているが、この原因がとうとう解明されたそうだ (The New York Times の記事、家 /. 記事、doi:10.1371/journal.pone.0013181.t001より) 。 米国では 2006 年、ミツバチのコロニーの 2 〜 4 割が「蜂群崩壊症候群」に見舞われたとも言われている。モンタナ大学や米軍の研究機関らによる共同研究によると、「蜂群崩壊症候群」が発生した全てのコロニーにおいて、ある特定のウィルスとカビによるダブルパンチが確認されたとのこと。 どちらか片方のみでは持ちこたえるコロニーもあるようだが、両者が組み合わさると 100 % の確率でコロニーが崩壊してしまうとのこと。ウィルスとカビのどちらかがコロニーに打撃を与え、もう一方が決定打となっているのか、それとも両者が組み合わさることで何か特別な作用が働

  • 脳が本来の聴覚機能を視覚機能切り替える謎、猫の脳で解明 | スラド サイエンス

    Stephen Lomber 氏を中心とするウェスタンオンタリオ大の研究チームは 、先天的に聴覚障害をもったの脳を調べる事により、なぜ聴覚障害がある場合、代わりに視覚機能が発達するのかというそれまで説明されることのなかった謎を解くきっかけを掴んだようだ (家 /. 記事、Medical Daily の記事、doi:10.1038/nn.2653より) 。 人間以外の動物で先天的性聴覚障害を持って生まれるのはだけなのだそうだが、聴覚障害を持ったの脳を調べた結果、視覚に関わる周辺認識と動体視力を司る二カ所で機能の発達が見られたとのこと。通常は周辺音を認識する聴覚野の一部で、周辺視野を認識する能力が発達しており、脳は能力を眠らせる事なく、聴覚と視覚とで機能を切り替えて効率的に働くことが分かったそうだ。

  • 頭を再生する遺伝子、プラナリアで解明 | スラド サイエンス

    英ノッティンガム大学の研究チームが、頭や脳を再生する遺伝子をプラナリアで突き止めたとのこと (The Register の記事、家 /. 記事より) 。 脳を含めた頭の再生は「smed-prep」と呼ばれる遺伝子が司っているという。この遺伝子は幹細胞から脳細胞などを再生するだけでなく、細胞が正しい場所に作りだされ、組織として機能するようにする重要な役割も担っているとのこと。 研究チームを率いた Aboobaker 博士はプラナリアが欠損細胞生成に対処する仕組みも解明したいと考えているそうで、プラナリアでの仕組みを完全に解明することによって人間における再生医療実現の道が開けてくるとのことだ。

  • (自称) タイムトラベラーが LHC で逮捕される - スラッシュドット・ジャパン

    「ブラックホールを作って地球を破壊してしまう危険性があるのでは (NATIONAL GEOGRAPHICS 記事)」と一部で評判の巨大加速器 LHC が最近稼働を再開しましたが (CNN.co.jp の記事) 、その LHC の施設に侵入していて捕まった Eloi Cole なる人物が「自分は LHC の実験を阻止するために未来からやってきた」とのたもうていたそうな (CNET UK の記事より) 。 「俺のいた未来では国家というものはないんだ。ヒッグス粒子の発見でエネルギー革命が起こり、貧困が無くなって誰もがキットカットをべられる共産主義の世界になってる」のだとかいろいろ面白い主張をしてくれているようです。 昨年 LHC を停止させた「フランスパンによる加熱事故」(昨年 11 月のCNET UK の記事) への関与も疑われている模様。Cole 氏はジュネーブの精神病院に送られましたが、

  • 火葬に変わるエコな遺体処理「アルカリ加水分解葬」 | スラド サイエンス

    ロイター日語版の記事(英語版記事:若干情報量が多い)より。アメリカフロリダ州で、高エネルギーを要し二酸化炭素排出量が多い火葬に代わる遺体処理システムとして、アルカリ加水分解を行うサービスが来年1月からスタートするらしい。この計画にかかわっているのはピッツバーグの葬儀会社Matthews International Corp.。 火葬に比べると天然ガス使用量を1/10、電気使用量を1/3に抑えられ、二酸化炭素排出量は90%の削減、火葬の際発生する銀歯などからの水銀蒸気発生もないという。英語版記事によると、ステンレスの容器に水酸化カリウムなど組織を分解する化学物質とともに遺体を沈め、2時間ほど待つと溶け残った骨と茶色い有機溶液(syrupy brown liquid)になるので排水して処理される。骨は火葬と同様に家族のもとにかえされるそうだ。 この技術は実験動物の処理としてこれまでも用いられ

    cyuushi
    cyuushi 2009/12/04
    おっおれは有機転換炉には入らないぞっ。
  • 見た目は幼児のままの16歳、老化の仕組みの鍵にぎる | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年07月03日 14時00分 見た目は幼児、頭脳も幼児、でも年齢は16歳 部門より 家/.、New Scientistより。 米在住のBrooke Greenbergさんは今年1月に16歳になったが、見た目にも知能的にも幼児のままだそうだ。一見「時が止まっている」かのように見える彼女だが、そうではないという。University of South Florida College of Medicineの Richard Walker博士によると、Brookeさんは一個体として調和した成長をしているのではなく、身体のパーツが非同期でそれぞれ独自に成長しているとのこと。脳は幼児期とほぼ同程度とみられ、発声はできるが言葉は話せないという。骨は年齢からすると非常に小さいが、細胞や構造などをみると10歳児程度に成長しているとのこと。しかし歯は8歳児程であり、未

  • 他者を思いやる行動を生み出すホルモン「プロゲステロン」 | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年06月05日 16時15分 これを注射すればたちまち「いい人」に? 部門より EurekAlert!の記事「Why dishing does you good: U-M study」によると、ミシガン大学のStephanie Brownにより、他者との親密な関係はプロゲステロン(progesterone)というホルモンの分泌を促し、これが「他者を思いやる」という行動への基礎となることが示されたという。 プロゲステロンは月経周期と深い関係があるホルモンであるが、若い女性だけでなく、閉経後の女性や男性にも低量ではあるが存在することが知られている。既に今までの研究で、プロゲステロンの量が多くなると他者との結びつきへの願望が強くなることは示されていた。今回、逆に、他者との親密な交流によってプロゲステロンが多く分泌されることが分かり、また同時に自己を犠牲にして

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