北京大学のJintai Li氏らの研究チームが、米国向けに中国で生産された消費製品に対する生産排出量と排出量を測定した。その結果、中国における2006年のスモッグのうち17~36%が輸出用品を作る工場が原因であったことが分かったそうだ(NewScientist、AFPBBニュース、slashdot)。 同チームが大気圏モデルと前出の排出データを組み合わせてシミュレーションした結果、汚染された大気はシアトルからカリフォルニア南部へ運ばれていることが分かったという。2006年の特定の日のデータでは、米国西部上に発生した硫酸塩スモッグの4分の1が、「中国における米国市場のための生産」によるものであるという計算結果が出たとしている。