リコーの全天球カメラ「THETA(シータ)」。写真は2014年11月発売の二代目だ。初代に比べて価格も下がり、ヒット商品になった。実売価格は3万2000円前後 カメラというよりICレコーダーのようなスリムボディー。丸いボタンをポチッと押すと、全天球360度の景色がまるっと撮れる。撮影した写真は、無線LANで接続されたスマートフォンに転送。天球に貼り付けたように表示され、指先でフリックするとクルクルと回った――その様子を隣で見ていた友人たちは、「ええ! こんな写真が撮れるの!?」と驚きの声を上げた。そして、代わる代わる画面をのぞき込む。ふと、そのうちの1人が聞いてきた。「このカメラ、何?」「リコーの『THETA』」「いくらで買えるの?」。今度は筆者が驚いた。新しいデジタル機器を持っていることは多いが、友人にこんなことを聞かれたのは何年ぶりだろう。しかもデジカメで。
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