日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は23日、みんなの党の渡辺喜美代表に衆院選前の合流を打診した。橋下氏がテレビ朝日の番組で明らかにした。衆院選で両党が競合する選挙区は同日現在で18。第三極を目指す勢力同士によるつぶし合いを避けるには、合流しかないとの思いがあるとみられる。 橋下氏は、番組出演前に渡辺氏に電話して「国のことを思うのであれば、自分たちのポジションとか自分たちの努力がどうのこうのということに関係なく、一緒にやりましょう」と呼び掛けたと紹介。東京都知事選が告示される29日までに決断するよう求めたという。 橋下氏はまた、「選挙区調整は最後はじゃんけんで決めてもいい。僕も代表代行のポジションにこだわっていない。みんなの党と一つにまとまっていかないと駄目だ」と強調。「国のことを考えて大英断を下してほしい。渡辺氏の判断一つで政界再編のきっかけになる」とも伝えた。みんなの江田憲司幹