データの提供について同意していない市民のデータを使っており、また、二つの論文のうちの一つには図に不自然な点がみられ、線量を過小評価するための捏造(ねつぞう)が疑われることで、東京大学および福島県立医科大学に研究不正の申立が伊達市民によってなされた、早野龍五・東京大名誉教授らが英科学誌に発表した2本の論文。 <参照> ●データ不正提供疑惑・計算ミス発覚の個人被曝線量論文。早野教授は研究者として真摯な対応を ●宮崎早野論文を、「削除はするが問題はない」とした放射線審議会の異常さ ●黒川名誉教授緊急寄稿。疑惑の被ばく線量論文著者、早野氏による「見解」の嘘と作為を正す この論文の疑惑について、朝日新聞は2019年1月8日付(紙面では1月9日朝刊)の『被曝線量過小に評価、論文修正へ 実際は3倍「意図的でない」 早野龍五・東大名誉教授ら』と題する記事を掲載した。