「日本海藻食品研究所」直営のおから製品販売店「へるしいらぼジャパン」(金沢市本江町)は、常温で1時間たっても溶けないソフトクリームを販売している。 おから食品の研究中に偶然、生まれた商品だが、インターネットやテレビで紹介されて人気に火がつき、目玉商品となっている。 このソフトはおからが40%配合されており、おからと牛乳の成分がくっつくため溶けにくいという。滑らかな食感で甘さは控えめ、時間がたっても中心部分は冷たさを保っている。気になるカロリーも、通常のソフトクリームの約半分に抑えた。 同社は普段からおからを使ったパンやドーナツなどの食品を開発しているが、溶けないソフトクリームは偶然、生まれた。同社の白石良蔵会長が、クッキー作りで余った牛乳におからを混ぜてソフトクリームを作ったところ、溶けにくいことに気付いたという。 白石会長は「元々ソフトクリームが好きで、いつか溶けて手がベタベタにならない