性教育は昔から二大勢力が争ってきた歴史と見ています。二大勢力とは、 純潔教育派 現実教育派 基本構図はゴチゴチの理想論を推す純潔教育派に対し、現実教育派が「そうは言っても現実は・・・」として食い下がる構図です。長い長い抗争の歴史ですが、全体の流れからすると、強大な純潔教育派を現実教育派がジワジワと押し続けているすれば宜しいでしょうか。 性教育が課題になるのは、 青少年の性風俗の乱れ これをどうするかの問題を巡るものになります。純潔教育派の考え方は単純明快で、性風俗の乱れとは夫婦以外の性交の蔓延であり、これを撲滅すれば性風俗の乱れは一挙に解消するです。確かに机上の理論としてはそうなります。 現実教育派の性風俗の乱れへの考えは、性交による感染症の蔓延や望まぬ妊娠の予防に重点を置きます。性交は人間の自然の欲求に伴う生理現象であり、これを不自然に抑制するのは現実論として無理であるとの考え方です。む