同じ SQL を通じて手続きを実行するデータベースは,大きく二種類にわけられます。一つは MySQL や PostgreSQL,SQL Server が採用してきた「行指向」データベースです。これらのデータベースは主にフロントエンドのサービスやシステムと密接に結びついており,頻繁にレコードにアクセスして内容を更新していきます。また検索エンジンとして,適切に作られたインデックスを使用して高速な検索を実現します。 一方,近年登場した「列指向」データベースは,主にデータ分析のために最適化されたデータベースで,大規模なデータに対する集計処理を高速に行います。近年のデータウェアハウスはこの形のデータベースが増えてきました。列指向データベースでもデータ設計(モデリング)が重要になってきます。特に分散ストレージの扱いは非常に難易度の高い部分ではありますが,テクノロジーの発達によって,難しい部分はクラウド