「かつて、重力から解放され、宇宙へと飛び出していったガガーリンのように。あらゆる制限から解放され、自由へと飛び出していく人が、これから劇的に増えるだろう。」 「Living Anywhere」のウェブサイトには、このようなコンセプト文が記載されている。孫泰蔵氏が社会に投げかける新しいコンセプト「Living Anywhere」は、世界中のどこでも自由に暮らせる世の中をつくるための考え方だ。 このコンセプトは、『新経済サミット2017』の『サステイナブルな未来のビジョン -サーキュラーエコノミーとLiving Anywhere-』と題したセッションにて、孫泰蔵氏と井上高志氏によって発表された。 孫泰蔵氏がLiving Anywhereを提唱する背景には、「テクノロジーによる人々の失業」という課題が存在する。 IoT、AI、ロボティクスのようなテクノロジーが急速に進化する中で、進化のスピードが