今年度、いくつかの 共同研究・調査のお手伝いをしています。 研究者の方だけではなく、 行政の方の要望も聞きながら プロジェクトを遂行する場面が 多々あります。 そんな中である研究者の先生が 「行政の担当者の方から 『とにかくまず介入研究をやってください』 と言われて、困っている」 というお話をされていました。 「研究には順序がある」 「介入研究は最後」 「丁寧な方法論の研究と記述研究が大切」 これ、真の研究者にとっては 暗黙の了解(!)です。 私の師である佐々木敏先生も、 東京栄養疫学勉強会などの 無料でも学べる講義の場面で 何度もおっしゃっています。 ですが、実務に関わる方には なかなか理解されないようです。 なぜ介入研究から始めてはいけないのか、 佐々木先生のスライドを活用して 説明してみます。 まず、図1をみてください。 研究には、 とてもざっくり大まかにわけて 4種類があることが