7月23日公開のブログ記事で Flash Player の脆弱性を狙う Web改ざんの攻撃が多数観測されていることをお伝えしました。この攻撃は現在も進行中であり、本稿を書いている間にも次々と新たな改ざんサイトが発見されています。トレンドマイクロにおいて日本の脅威分析を担当するラボである JP リージョナルトレンドラボ(JP RTL)から続報をお知らせします。 ■多発中の Web改ざん攻撃の特徴 JP RTL では、本件について 7月24日時点で数十ドメインの改ざん事例を確認しています。そのうち約半数が日本に関連する Webサイトでした。 さらに、これらの攻撃の内容を確認したところ、以下のような特徴が見えます。 現在までに確認された国内の改ざんサイトは、特定のクラウドホスティングサービスに集中している 改ざんの犠牲になった Webサイトのほとんどが非営利団体のものである(外郭団体など) 不正