(CNN) わずか5ポンド(現在のレートで約988円)で購入され、ドアストッパーとして使われていた彫像が250万ポンド(約4億9400万円)を超える値段で売却される可能性が出てきた。英スコットランドの裁判所が売却を承認した。 売却の可能性が出ているのは、18世紀前半にフランスの彫刻家エドメ・ブーシャルドンによって制作された「ブーシャルドンの胸像」で、地主で政治家のジョン・ゴードンをかたどったもの。彫像の運命が決まるまでには何年もかかっていた。 しかし、彫像を所有する地元自治体がスコットランド・ハイランド地方の裁判所に売却の許可を求めたところ、7日に行われた審理で反対が出なかったという。ハイランド評議会が11日、CNNに明らかにした。 インバーゴードンの町議会は1930年、19世紀に発生した城の火災で焼け残ったこの彫像を購入した。ジョン・ゴードンは「インバーゴードンの創設者と目されている」(