「ザリガニの殻を剥く仕事」が中国で話題だ。 名門大学の大卒初任給を超える月収を手にできるとあり、羨む声も上がっているが、「剥師」には彼らなりの苦労があるようだ。 中国紙「工人日報」によると、話題になったのは北京のレストラン。 炒めたザリガニをメニューとして提供しているが、慣れていない客は、上手く殻を剥けないのが悩みのタネ。そこで「剥師」の登場だ。 テーブルで困っている客に声をかけると、手術用にも似たビニール製の手袋をつけて剥き方をレクチャー。 希望があれば、客の分を剥いてあげるのも仕事だ。 ちなみに、中国ではザリガニは「キワモノ」ではなく一般的な食文化。政府の「ザリガニ産業発展報告」によると、2017年時点で、すでに産業全体で2600億元(約4兆円)の生産額にのぼるとされている。 注目されたのはその待遇。このレストランでは、30分以内に1.5キロ分のザリガニの殻を剥くなど、厳しい条件を突破