ブックマーク / projectitoh.hatenadiary.org (14)

  • 野田さんの思いで - 伊藤計劃:第弐位相

    以下の内容は、映画「ミスト」に関するネタバレを含んでおります。 君は弾丸を四発持っている。 アナーキズム したいようにしろ 民主主義 リーダーを投票で決め、その人間が執行する 資主義 弾丸をオークションにかける 独裁主義 全員に何とか自決する方法を見つけるよう言ってから、自分は弾丸でさっさと逝く 原理主義 need生贄。ヒラリー・スワンクに似たおばさんがオルグする。アシ・アナロイ・アセケ・サモアイ。 ダラボン主義 映画見ろ。ダラボン鬼。 さて、冗談はここまでにして http://www.slideshare.net/Zeitgeist/indiana-jones-and-the-city-of-the-gods-frank-darabont-script/ (とか書いたらあっという間にリンク切れしてやんの。5Mのpdfが手元にはあるんだが、どうしたもんか。はてなでこういうファイルをシェア

    野田さんの思いで - 伊藤計劃:第弐位相
    dadako
    dadako 2009/03/24
  • 余談2- 伊藤計劃:第弐位相

    以下のセンテンスまたは類似の言葉を使っている映画評は信用できないorつまらない、というワードを淡々と列挙するよ。 ストーリーが読めてしまうからよくない エンターティメント(娯楽映画)としてはすばらしい 芸術としてはすばらしい 人物描写が浅い(薄い)からよくない 人物描写が深い(しっかりしている)からいい テーマが深いのでいい テーマが浅いのでよくない テーマが見えてこないのでよくない テーマが描けていないのでよくない ある社会との関連が薄いのでよくない ある社会をよくとらえているのですばらしい ある思想なり社会批評なりが描けていないからつまらない ある思想なり社会批評なりが描けているからよい 登場人物に感情移入できないからつまらない と書いている人。基的に、「自分が読めていないだけなのじゃないだろか」ということに疑いを差し挟まない系の言葉ばかりです。例を挙げると、「人物描写が浅い」という

    余談2- 伊藤計劃:第弐位相
  • 2008-07-11

    ここ数年、変質してきたと言われるクローネンバーグの映画ではあるけれど、もちろん変わっていないことも幾つかある。そのひとつはセックスがまったくやらしくないということである。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のチアリーダー場面(クロ様が奥さんと一緒に演技指導して、ヴィゴが「え、それリアル『人生狂騒曲』やんけ」とドン引きした場面ですよ!)などはエロというよりひどく陰惨な印象ばかりが残って、外してしまった芸人のネタのようなやるせなさというか、なんというかセックスの成れの果て、セックスの残骸を見せつけられているような趣が、そこにはあった。 「クラッシュ」に於いてジェームズ・スペイダーとデボラ・カーラ・アンガーが黒いシーツの上で交わる場面は、セックスと言うよりは交尾の観察とでも形容したいような趣があって、そこにはバーホーベンともキューブリックとも違った、えらく寒々しい、昆虫を観察するような視点があった

    2008-07-11
    dadako
    dadako 2008/07/21
    わたしも一番エロかったのはあの刺青を「入れさせてる」シーンだと思った。……しかしすでにこれブクマしてたのかすっかり忘れてたが(-_-;)
  • 理由と喪失 - 伊藤計劃:第弐位相

    都写真美術館にて「カルラのリスト」を見る。 国際刑事裁判所(ICC)や旧ユーゴスラビア戦時法廷(ICTY)はハーグにある。ハーグはオランダだ。だから別にどうということではないのだが、 戦犯はスケベニンゲンに収監されている。 だから、ミロシェビッチもスケベニンゲンだった。 と、この映画の最後に知った。だからといって深い意味はない。 深い意味はない。 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html ストロスの「ラブクラフト+スパイ」もの、 "The atrocity Archives" が12月に邦訳が出るらしいですよ! http://en.wikipedia.org/wiki/The_Atrocity_Archives によると「コールダー・ウォー」はネタは似てるんだけど、まったく別の話だそうです

    理由と喪失 - 伊藤計劃:第弐位相
    dadako
    dadako 2007/11/16
    見てから読もう。
  • "THE BOURNE ULTIMATUM" FINAL SHOOTING SCRIPT - 伊藤計劃:第弐位相

    というわけで、暇だったのでユニバーサルがアカデミー賞用に公開している、「ボーン・アルティメイタム」の撮影台を、つらつらと眺めてみた。 http://awards.universalpictures.com/pdf/bourne.pdf 映画というものは、もちろん完成してぼくらが観たものがすべてであって、画面に映り、語られていたその表面だけが映画なので、これは映画をより深く理解しようとかそういう類のものではないわけです。映画を観た後の、ちょっとしたお楽しみ、ということ。ついでに、戸田奈津子さんの字幕にも、ちょっと突っ込みを入れたりしますが、真面目に怒っているわけではないので、そこのところよろしく。 さて、これはFINAL SHOOTING SCRIPT、最終撮影用台と書かれてはおりますが、もちろん撮影現場でいろいろと変更はあるし、編集でさらに変わってくるわけですから、結構完成した映画とは

    "THE BOURNE ULTIMATUM" FINAL SHOOTING SCRIPT - 伊藤計劃:第弐位相
    dadako
    dadako 2007/11/16
    見てから読もう。
  • 2007-10-30

    いまどうしているかというと、例によって入院しているわけです。先週月曜日からですから、かれこれ一週間。 CTの結果はシロ。とはいえぼくはもう一生「いまんとこ」シロとしか言われない人間ですけれど。もっとも人間誰しも「いまんとこ」なわけで、わたしは少々その「濃度」が高いというか、死ルートへ時間線がずれる確率が高いとゆーか。量子力学的な問題だと思えば腹も立ちません。いや、腹が立つとか立たないとかそーいう問題じゃないですけど。もうあまり肺も残ってないしなあ。 放射線を当てた左肺(の残骸)は「放射線を当てると膨らみが悪くなって近傍のリンパもやられるから、硬化して機能消失する場合が多い」と言われておりましたが、いまのところはもっているようです。これからどれだけもつのかはわかりませんが。まあ、片肺なくても生きていけるわけで、だからこそ最初のLCL、じゃなかった過フッ化酸素飽和溶液、俗に言う呼吸用液体の人体

    2007-10-30
    dadako
    dadako 2007/10/30
  • 2007-08-02

    http://sanseido-eventhonten.hontsuna.net/article/1909082.html 円城さんとなんか喋ります。溶けながら。よろしければどうぞ。 Boy's Surface読んでから、何も書く気が起きません。 デジャヴ(DVD) The Bourne Ultimatum Original Soundtrack(CD) エル・アレフ(なんか別の短編集と内容が被っている気が・・・)。 「デジャヴ」はどこにも書いていないけれど、実はトニスコと脚家とカイマーのコメンタリーつき。「監視の窓」ってやつがそれ。変な名前つけられてもコンテンツの中身がわからなきゃしょうがないじゃん。「あ、コメンタリーないのか。買うのやめた」ってDVD,俺けっこうあるんだけど。 ボーン音楽はなんかオケがリッチになって、音にふくらみが出た分ソリッドさがなくなった感じ。うーん、これがグリー

    2007-08-02
    dadako
    dadako 2007/08/03
  • 2007-02-18

    認めたくないことだが、世界はおっさんによって動いているのだった。 何をいまさら、と言われるだろう。あるいは、女性だっているじゃないか、と言われるかもしれない。国会中継を3秒見ればそれくらいのことはわかりそうなもんだ。「生む機械」「健全な」発言の柳沢さん、あれについて女性の権利を云々、とか言葉尻捕らえてこのマスゴミ云々、とか右左いろいろ言い合ってはいるけれど、皆まずなによりあれがきわめて美しくない、という単純な事実を忘れているのではあるまいか。あれはきわめておっさん的発言であり、おっさん的思考なのだ。世の中には「おっさん」というきわめて美しくない、存在そのものが無様でいかんともしがたい生物が存在しているのであり、厄介なことに政治家になる人間というのは、多かれ少なかれおっさんを属性として持っている人間なのである。私に言わせれば、政治家になる女性もすべからくおっさんである。おばはん、ではない。あ

    2007-02-18
    dadako
    dadako 2007/02/19
  • 2007-01-12

    「あした○○○○のジャケ上がり」とのたまう、こんなところにいていいんですか、な状態のKさんとともに 『幽閉者 -テロリスト-』公開直前イベント@ロフトプラスワン に行ってきた。 映画は http://www.prisoner-m.com/ 赤瀬川原平さんと秋山祐徳太子さんが出ているらしいのだが。荻野目慶子が重信っぽい女性闘士、というのも異様だなあ(しかし、パチモン感を狙っているはずのケツネコロッケのお銀となんか、こう、かぶるものが・・・いいのかそれで)。 質疑応答で手を挙げた方々がメンタル方面だったりレフト方面だったり別々のジャンルでホンマモンだったので、集ったオーディエンスもなかなかに濃ゆい夜だったと思われる。 しかし四方田さんはなんだかハスミンに似てきたような。宮台さんはいつもの主題(個人的にはああいうのは90年代に決算しとくべきだと思うのだが)をオレオレ気味に展開していて、新宿のパク

    2007-01-12
    dadako
    dadako 2007/01/14
    ※「スペクター顔(ひどい言い方だ)の人でなしクレイグ・ボンドが観客の要求上で女性を抱くためには、「口説き」というプロセスを描く必要が生まれたのでしょう。ちゃーんと口説いてます。監督も丁寧に演出」
  • 2006-10-29

    というわけで、母校の学園祭もとい芸術祭に行ってきた。ひさしぶりに先輩が田舎から出てくるからだ。行ってから知ったのだけれども、昨日、ここにPerfumeが来ていたらしい。ということはオタクと美大生のレーゾンデートルをかけたコンフリクトがあったに違いないのだが、小平は鷹の台駅から歩いてはるばる徒歩20分のど田舎、ふと振り返れば厳戒態勢の朝鮮学校がすぐそばにあるシュールなこの場所にやってきたオタたちの心情はいかばかりか。小平の雄大な田畑を背負ってオタ芸は炸裂したのだろうか、とか思ったのだけれども、聞けば今年の漫研入部者は20人以上に及ぶと聞き、さらに現在漫研サークルの総人数は60名を数えるそうだ。おのれら何しに学校に来とるんじゃ、と自分を棚においてわめきたくなったが、それにしても少子化の昨今、サークルの最下層カースト、キモい人の集団、サークルボックスで授業をサボって少年があんあことやこんなことを

    2006-10-29
    dadako
    dadako 2006/10/30
  • 2006-01-02

    ロサンゼルスで「キングダム・オブ・ヘブン」の45分長いディレクターズ・カットが公開されたらしい。 ということは、DVDも出るんだろうか。なんかUSではDVDの売り上げが好調で興行収入を上回ったとかなんとか。陥落したエルサレム王宮で旗(というか垂れ幕)が天井から落ちるカットとか、超かっこいいのに劇場版にはなかったカットが入っているといいなあ。 「個性」を大切にしよう、と教育は語る。その子の、その子だけが持っている才能を伸ばすような教育こそ大切です、と。現代は個性の時代だ。あなたと、わたしが、ある点で異なっていること。その異なり方によって優劣が付くこと。 その「個性」が人を殺す道具の、売り買いに関するものだったとしたら。ぼくはそれを手放せるだろうか。碇シンジ様曰く、「ぼくがいちばんエヴァを巧く使えるんだ!」その分野で他に並ぶもののない才能を手に入れることができたとき、他の分野でこれっぽちも冴え

    2006-01-02
    dadako
    dadako 2006/01/06
  • 2005-11-10

    「宇宙戦争」が最悪、というひとは、たぶん現実に打ちのめされたことがないひとなんじゃないか、と思えてきた。世の中がデタラメで圧倒的で辻褄が会わない場所だ、とはあまり思っていなくて、戦えばなんとかなるんだ、むしろ戦うべきなんだ、とか、物事には理屈があるんだ、とか、思いもよらないことなんて起こらないんだ、とものすごい安心しながら生きているんだろう。たぶん、ヒトが無力であることに耐えられないんだろう。わけのわからないことが嫌いなんだろう。 そういう大人にならないためにも、SFは若いうちに読んでおいたほうがいい、と最近真剣に思うようになってきた。情操教育SF。冗談のような話だけれども。 この世の中がまったく理不尽な場所であること。それについてぼくは、あなたは、どうしようもないこと。それを知ること。 田美奈子の死と、宇宙戦争という映画は、ぼくのからだに起きた理不尽なできごとを経由して繋がっている。

    2005-11-10
    dadako
    dadako 2005/11/12
  • 2005-10-05

    山形浩生さんのrumorで紹介されてた「シャイニング」の偽予告編(10M弱)を観て、 死ぬかと思った。笑って。 すげーなー。キューブリック、こんなハートウォームな映画撮ってたんだ。知らなかったよ。俺が観た「シャイニング」って、どうやらぼくのねじまがった心が見せていた虚像だったみたい。映画を見る修行がたらんと思い知らされました。 久々に大ヒット。 http://www.walkerplus.com/movie/news/news2132.html あ〜、「人生狂騒曲」でジョン・クリーズがそういうネタやってたな。セックス実演授業。現場のドン引き具合を想像すると笑えるんだが、ぶっちゃけ、今回のカンヌからクロさん、なんかはじけてるような気がするんですが。ファッションとか目つきとか。 しかしこんなクローネンバーグ、ひさしぶりにボックスオフィスにチャートインだ。ザ・フライ以来になるのか。

    2005-10-05
    dadako
    dadako 2005/10/05
  • 2005-08-09

    世界陸上ヘルシング大会。 思いついただけ。特に意味はない。でも凄そう。アンデルセンとか。 とにかくゲッベルスが立ちすぎ。顔とか顔とか顔とか。物のゲッベルスの写真はふつうに整った顔で、こんなに異様ではない。見ているあいだこの役者なんなんだ、と思いながらずっと楽しかった。「マインフューラーがね、マインフューラーがね、わたしに避難しろって言うの!・・・信じらんない、こんなに好きなのに」とか言って泣き出すところとかはもう少女だったら完全な萌えキャラだ。だが少女じゃなくとにかく異様な造型のおっさん(というか年齢を超越した顔)なんで面白すぎる方向に暴走する。日だったらさしずめ竹中直人が演じていただろうし、パトレイバーだったらまんま陸幕2部の荒川があんな顔だ。奥さんが子供をひとりひとり毒殺していく場面は当に陰で嫌になるのだけど、奥さんが子供の寝室で仕事をしているあいだ、部屋の外に所在なげに立って

    2005-08-09
    dadako
    dadako 2005/08/10
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