ブックマーク / huyukiitoichi.hatenadiary.jp (20)

  • SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書

    なめらかな世界と、その敵 作者: 伴名練,赤坂アカ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/08/20メディア: 単行この商品を含むブログを見るこの『なめらかな世界と、その敵』を端的に紹介すれば、SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集である。とはいえ著者伴名練の名は、SFファン以外は聞いたことはないだろう。既刊行作は『少女禁区』という約10年前に刊行された中短篇集一冊のみで、その後も企画物のアンソロジーに散発的に短篇を発表しるのみだったから、普通は知る機会は多くはない。 だが、SFファンの間では、書の刊行前から伴名練の名は異常なほどの熱気でもって知られていた。というのも、商業発表作こそ少ないものの、同人誌に毎年のように新作短篇を発表しており、その作品の出来がまた凄まじかったからだ。それまでのSFの先行作を緻密かつ複雑に折り込み、舞

    SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書
    daen0_0
    daen0_0 2019/08/27
    収録作の「ひかりよりも速く、ゆるやかに」、被災ものとして素晴らしい。「シン・ゴジラ」、「君の名は。」に匹敵する熱量なので、311を経た10年代の今この瞬間に、みんな絶対読んでくれよな!と言わざるを得ない。
  • みならいディーバという奇跡 - 基本読書

    この世は常に失敗を怖れない偉大な開拓者たちによって切り開かれてきた。 一番乗りの開拓者には、そのリスクと引き換えにあるボーナスが与えられる。後続が洗練され、より優れたことをやる前のことなので、「たとえぐだぐだであっても、クォリティが低くても、成立していることそれ自体が奇跡だ!」という感覚が沸き起こってくるのだ。初期のiPhoneを思い返すがいい。あの頃のiPhoneはメールがきてもそれを通知する機能すらなかったのだ。だがそれでもみな嬉々としてiPhoneを触っていた。はじめて人が乗れる飛行機ができたときだって、今の旅客機からすればカスみたいなものだがみなそのクオリティに感動していた。なぜならそれは成立したことそれ自体が充分に奇跡的であり、エンターテイメントとなるからだ。 このみならいディーバはそういう意味で言えばアニメの世界で成立した奇跡である。製作総指揮の吉田尚記氏は『「『アニメを見たい

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    daen0_0 2015/01/25
  • 太陽・惑星 by 上田岳弘 - 基本読書

    世の中には「こいつは文章を、物語を書くために生まれてきたような人間だ」と思わせるような圧倒的な力を感じさせる作品を出してデビューする作家がいるが、久々にその感覚を味わった。 唖然とするような発想。それをバカげた話で終わらせない説得力。最終的にこれらをまとめあげる、一片の淀みもなく駆け抜けていく文章力。どれを取り上げても圧巻の才能だ。特筆すべきところは、人間の歴史の中に生きる個人の心に詳細に入り込んでいくのではなく、突き放して外から人間行動の歴史を眺め、さらにはこれから歴史になるであろう未来まで含めて観察しているような超越的な視点。「いま」からも「個」からも解放されて縦横無尽に総体としての人類という種族と、その終結までを書ききってしまう、徹底的に焦土にしてやろうとでもいうような「やり尽くしてやったぜ」感。中盤にいたって立ち現れてくるでかすぎる発想を聞いて笑い、そして終局に至ってそこまで書きき

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    daen0_0 2014/12/16
    面白かった
  • 読書会@渋谷付近 7月12日(土)課題本:さよならの儀式 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)のお知らせ - 基本読書

    冬木糸一と申します。時々読書会を開いております。 下記に内容を告知していますので興味がある人はご一読ください。 時間:7月12日(土) 15:00 場所;渋谷付近(連絡いただいて人数の目星などがついたら場所を考えて連携致します) 開催まで間がなくて申し訳ありませんが開催の決定は いつも急に決まるので仕方がありません。 課題:さよならの儀式 (年刊日SF傑作選) (創元SF文庫) さよならの儀式 (年刊日SF傑作選) (創元SF文庫) 作者: 大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見るやること:みんなで『さよならの儀式 』を読んできて、楽しく語る。年刊傑作選ということでその時点で既に選りすぐりの作品が選抜されているわけですが、それをさらに参加者全員で一短編毎に得点をつけていき2013年ベスト短編を

    読書会@渋谷付近 7月12日(土)課題本:さよならの儀式 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)のお知らせ - 基本読書
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    daen0_0 2014/07/01
    参加します。アンソロジー収録のそれぞれの短編の評価をぶちまけるだけぶちまけて、ささっと解散するスタイルのドライな会。実際面白い。
  • SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書

    記事名そのまま。SFが好きなのに科学ノンフィクションを読んでない人をみると「現代の最先端科学なんて、どれもほとんどSFでめちゃくちゃ面白いのにもったいない!」と思う。こんなことを考えたのも昨日、オービタルクラウドを最近出したばかりのSFジャンルをメインに執筆している藤井太洋さんのASCII.jp:ITとともに生まれた産業革命に匹敵する質的な方法論 (1/4)|遠藤諭の『デジタルの、これからを聞く』 こんなインタビュー記事を読んだからだ。 藤井さんはデビュー作であるGene Mapperを含め、現代で可能な科学技術の延長線上に起こりえる地続きの未来描写が特徴的で、「今・ここにある技術の凄さ」が感じられるところが毎回凄いんだよなあとこれを読んでいて思い返していた。またそこで使われているアイディアは現代でもそのまま使えるものが多いし。技術的には現実が既にSFなのだ。 透明マントだって現実化して

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    daen0_0 2014/04/18
  • 謎の独立国家ソマリランド by 高野秀行 - 基本読書

    これはもうちょーーーー面白くて読んでいる間何度もげらげら笑い、驚き、そして最後には笑いながら泣いた。無政府状態が続き海賊が跋扈し「リアル北斗の拳」状態と噂されている崩壊国家の北に、十数年も平和を維持しさらには「まっとうな」民主主義を行なっている奇跡的な国がある。その名をソマリランドという。しかし国際社会では国として認められていない。ソマリア内でも、その独立をまったく認めていない人間、怒っている人間、認めている人間と雑多極まりない。 わざわざ「まっとうな」民主主義と書いたのは、実際民主主義制度にしたがって選挙を行なっているように見える国でも、その内情は不安定であり、まったくシステムとして機能していないことがありえるからだ。先のエジプトで軍が実質的なクーデタを起こしたように、気に入らねー大統領がいて、気に入らねー政策が実施されそうになったら選挙を待たずに「引きずり下ろす」ことが当たり前とかして

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    daen0_0 2013/07/23
  • マージナル・オペレーション - 基本読書

    これは予想外の出会い。日の30歳ニートが民間軍事会社に入ってその才能を開花させるという一文ぐらいの情報は知っていてどこかのタイミングで読みたいと思っていた。いっぽう、それは飛び道具すぎないか? というのと主人公が強い系のライトノベルの流れを民間軍事会社へ当て込むことへの難しさも想像したりして、「まあそんなにうまくはいってないだろうなあ」と優先順位は低く、なんとなく買ってまで読む気にならなかったのだが……(あと星海社のは高いんだよ……。場所もとるから最初から文庫で出すか早く電子書籍で出してほしい) いやあ予想は完全に外れだ。こういうのは読書という行為における一番嬉しい誤算である。最近お金を無駄遣いして困っているので屋で立ち読みして面白いかどうか保険をかけるという学生時代以来の姑息な手段に出たが、面白すぎてそのまま読みきってしまった(その後ちゃんと買いました)ちなみに物語としては先日四作

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    daen0_0 2013/06/19
  • ねえ、ぼくはそんな立派な人間じゃない。自分に何ができるか知りたいだけなんだ。『機械男』 - 基本読書

    書『機械男』はマックス・バリーによる長編作品。もともとは著者のウェブサイトで1ページずつ連載されたものを書籍化したもので、その時に寄せられた多くのコメントや読者の反応が随時作品内に反映されたそうだ。ある意味小説のオープンソースプロジェクトの結果うまれた作品だともいえる。でも、正直いってそんなことは作品の副次的な要素だ。 書機械男はギークで人付き合いがとてつもなく苦手で、集中し始めたら家に帰ることも忘れて時間を注ぎ込み続ける、根っからの研究者(技術者)を書いた物語。書を貫いているのは、そうした研究者の悲哀──そして、MACHINE MANというタイトルが示す通りに、ひとりの男が自分の身体を、機械に置き換えていった先に、ひととして何が残るのかを追求してくような物語だ。 読んでいてその真に迫ったギーク描写に、そんな不器用な男が自分なりに恋を成し遂げようと歩み寄っていくさまに、そしてかれは自

    ねえ、ぼくはそんな立派な人間じゃない。自分に何ができるか知りたいだけなんだ。『機械男』 - 基本読書
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    daen0_0 2013/05/12
    面白そう。電車男と攻殻機動隊を足して2で割った感じか。
  • 「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書) - 基本読書

    森博嗣先生の新刊。「これからの働き方」をテーマに書いてほしいという依頼を受けて書いた一冊とのことで、就活自殺やら、ブラック企業が〜社畜が〜といった仕事に関する悲観的な言質が多いが、そんな世界に生きている、これから生きていこうとする人へ向けたエッセイになっている。個人的には森先生が最近書いているノンフィクション群の中ではテーマ的に具体的で、今まであまり語られたことのなかったジャンルの話なのでいちばん面白かった。 仕事というのは、ほとんどの人にとっては今必要なものか、いずれ必要になるものであって、それだけ興味をかきたてられる人も多いせいか、自分なりの仕事幻想の投げつけあいで溢れかえっているように見える。ノマドが〜フリーランスが〜なんてのは序の口で、就活生がまるきりなれるはずのない職業を夢みていたり。 あるいはノマドを批判している人間も視点がまるっきり遠かったりする。グローバルなやり方を推進して

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    daen0_0 2013/05/10
  • 幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!? - 基本読書

    「幸福」に値段がつけられるのだろうか。普通に考えたら無理だ。僕はあまりお菓子をべない。そんな僕がお腹がどうしようもなく減ってしょうがなくべたポテトチップスとポテトチップスが好きで好きで仕方がない人がべた時の幸福は当然違ってくる。 普通はだから幸福に誰もが比較できる客観的な指標──「お金」に換算しようとは思わない。しかし書はそれをやろうとしたのであった。その研究結果は衝撃的だ。たとえばイギリスの平均的な人の場合、子どもが生まれた最初の年の満足度の上昇はその年に約31万円の収入が+でもらえたのと同じくらいに相当する。 最初に子どもが生まれた時、つまり幸せが上昇する時のことを金銭に換算してみたけれど、その反対もやってみることができる。つまり離婚や失業、死別などの悲しい出来事とそこからどのような幸福度の増減が起こるのかである。これもまた興味深い。なぜなら離婚よりも、それどころか死別よりも、

    幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!? - 基本読書
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    daen0_0 2012/04/08
    面白そう。
  • 僕は君たちに武器を配りたい - 基本読書

    これは結構いいだなあ。言っていることはとても筋が通っていて、論理を追っていきやすい。半分ぐらいは退屈な事例の列挙でそこは大変つまらないしありきたりな話にうつってしまうが。それでも面白いのはいくつか斬新な視点があるからだし、何よりここに書かれていることは実際に役に立つ考え方でまとめられている。 書はこれから社会に旅立つ若者に向けて書かれただ。4月1日に紹介するにはなかなか時期が良いと言えるだろう。僕はこれから社会人になる人達に向けて言いたいことなど何一つないが、書をオススメしてみるぐらいのことはしても良いと思った。ちなみに僕はここの書評を読んで興味を持ったのでこっちを読んだほうがよい⇒社畜はゲリラ戦の夢を見るか?――瀧哲史「僕は君たちに武器を配りたい」 - 誰が得するんだよこの書評 書のテーマはシンプルでコモディティ化した市場で我々はどのように自分の価値を保っていくのかというこ

    僕は君たちに武器を配りたい - 基本読書
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    daen0_0 2012/04/08
    うんうん。後半はなんかやたら熱いんだよな、この本。あと成功事例を列挙しても、そういったパターンがすでにコモディティ化している以上、真の武器とはなっていない、という主張にも同意。
  • マグネシウム文明論 石油に代わる新エネルギー資源 - 基本読書

    マグネシウム文明論の「文明論」の部分はいったい何が言いたいのかよくわからないが「石油に代わる新エネルギーとしてのマグネシウム」について、その実用可能性を語った一冊。これが大変面白い。というか凄い。あんまり凄すぎると「ほんとかあ?」と疑いたくなるものですが、仮に信じられなくても化学のお勉強にもなるので嬉しかった。 マグネシウムの長所の一つとして、発生する熱量が大きいことが挙げられる。石炭は30メガジュール/キログラム 石油は44メガジュール/キログラム 木材は15メガジュール/キログラム ときてマグネシウムは25メガジュール/キログラム。石炭より少し少ないぐらい。この25メガジュールとかなんやねん、というのはキロぐらむあたりで抽出できるエネルギー量のようなものだそう。 「それなら石油や石炭の方がいいじゃん」と普通考えるでしょうが、石油や石炭は今後どうしたって無くなってしまいます。石油はいくら

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  • 円城塔先生が読書メーターで褒めてた本を勝手にまとめた - 基本読書

    SF作家の円城塔先生が読書メーターで読書記録をつけているのですが、たまに簡単な一言コメントをつけていて(すばらしい、とか圧倒的だ、とか)これが結構な精度で埋もれた良書を見出してくれるので、僕は個人的に大変読書の参考にしておるのです。 今回は勝手にそのまとめです。独断と偏見で選定しているのと僕が読んだはリストしていないのであまり気にしないように。ちなみにこれは第二回ですので、その続きからです。前回→円城塔が読書メーターで良著判定したまとめ - 基読書 「──」←の後ろが、円城塔先生のコメントになります。 1.ザナドゥーへの道──奇蹟的に素晴らしい。 2.楽しみながら知性の鍛錬 ガードナー傑作選集 - ゲーム,パズル,マジックで知る娯楽数学の世界──良著だが訳はひどい。 3.やんごとなき読者──ああ、これは良いだなあ。 4.アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータ──良著。 5.機械と

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    daen0_0 2010/10/29
  • NOVA2 - 基本読書

    SF系統の短編集であるNOVA2です。外れが見当たらないほど、クォリティが平均して高かったNOVA1と比べて、この2は純粋なSF作家が少ない為か、クォリティにかなりのばらつきがありますが、その分クセのある短編が揃っていて面白かったです。中でも注目はもちろん当然「神林長平」に三島由紀夫賞を受賞した後の第一作目を発表した「東浩紀」に「恩田陸」「宮部みゆき」の文芸世界での超売れっ子二人といったところでしょうか。クォリティ的にもこの4人が一番高かったと思います。 まあNOVA3の執筆陣(予定)が凄すぎてなんだか2を読み終わった時のインパクトがかすんでしまったんですがね! NOVA2はただのツナギだったのか! 山田正紀、谷甲州、とり・みき、森岡浩之、浅暮三文、瀬名秀明、小川一水、海沢めろん、長谷敏司。そのうち野尻抱介、京極夏彦、伊坂幸太郎も登場するとか\ヤバイ!/ SFという意味ではNOVA3号は

    NOVA2 - 基本読書
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    daen0_0 2010/07/08
    >全ての語尾が~った。~た。で終わる文章を読んでいると、身体を拘束されて同じ場所に水を何時間もぽたぽたとたらされているような、そんな拷問のような感覚を味わう。 / 同感。
  • 鬼かっけぇ──BLAME! - 基本読書

    漫画です。ちなみにid:daen0_0 さんにお借り&オススメされました。妙にそそる廃墟で高層な建築物と、無敵主人公が織りなすアクション場面が最高でした。今までdaenさんにはいくつかオススメされてきましたけれども、これを読んでいたらdaenさんの好みの傾向がわかってきたような気がします。筒井康隆、小林泰三、円城塔、弐瓶勉……ここに現れる一つの共通項とは……、もちろんSF、ですがそれ以上に「私があんまり友だちになりたくない著者たち」です!(だれにもつたわんねぇ!) その中でも特に、弐瓶勉さんは特にお友達になるのは厳しそうです。なんか出会った時に挨拶したっきり、二度と会話が成立しないような気がします。それどころか、挨拶をした瞬間にぶん殴られそうです(あくまで私のイメージです)。 まったく説明が行われない 著者の方に対してそんな理不尽なイメージを持ってしまうぐらい、このBLAME!という漫画

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    daen0_0 2010/05/22
    >daenさんの好みの傾向がわかってきたような気がします。筒井康隆、小林泰三、円城塔、弐瓶勉……ここに現れる一つの共通項とは……   どう見てみも変人です。本当にありがとうございました。
  • Book Talk Cafe 第1回(スゴ本オフ)簡易レポ&オススメされた本リスト - 基本読書

    有名書評サイト『わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる』の管理人であるダインさんと金巻ともこさん、それからyasuyukimaさんの三人の企画であるBook Talk Cafe 第1回に行ってきました。dankogaiさん、ダインさんをを始めとして有名な人ばかりということもあってかなりビクビクしておりましたが大変楽しかったです。すでにこっちでも(早い!!)shumaiさんによってまとめられています→Togetter - まとめ「SFだらけのBook Talk Cafe 第1回(スゴオフ会)の様子。」ありがとうございます! 今回は「みんなのオススメのSF(あるいはマンガ、アニメ可)を持ち寄って5分間でプレゼンし、最後にブックシャッフルをする」という趣向で行われました。ちなみにわたしはコニー・ウィリスの『犬は勘定に入れません』を持って行き、帰る時には森脇真末味が著者の『アンダ

    Book Talk Cafe 第1回(スゴ本オフ)簡易レポ&オススメされた本リスト - 基本読書
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    daen0_0 2010/04/08
    これはよいまとめ。お疲れさまです
  • 「大森望のSF漫談」番外編  「伊藤計劃Project Goes on...」に行ってきたよ - 基本読書

    簡易レポです。翻訳者だったり書評だったりと幅の広い仕事をしている大森望氏と、元SFマガジン編集長の塩澤快浩氏の二人が伊藤計劃について語る、という内容。一時間程度のモノでしたが、円城塔氏が周りをうろうろしていたり、篠房六郎氏が現れたりと面子的に凄く豪華でした。まあ円城塔氏は結局最後まで周りをうろうろ徘徊していただけで、ほとんど喋っていなかったんですがね! まるで打ち上げに参加する為だけに来たかのような徘徊っぷりでした。 伊藤計劃氏がどうやってデビューに至ったか、各人から見た人柄、印象であったり、生前のエピソードが主に語られていました。どうやってデビューに至ったかは、もうかなり色々な場所で語られていますけれど、小松左京賞に応募→円城塔と一緒に最終選考にまで残るも、落選→円城塔は即座に塩澤快浩氏に送り、伊藤計劃も送ったらどうだと声をかける。→目に止まり出版。という流れです。 塩澤快浩氏に送る過程

    「大森望のSF漫談」番外編  「伊藤計劃Project Goes on...」に行ってきたよ - 基本読書
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    daen0_0 2010/03/26
    円城塔が萌えキャラに見えてきた
  • 作動し続ける(作動しないこと)で「全て」を駆動する「無」としての「自己言及エンジン」──Self-Reference ENGINE - 基本読書

    エントリ名は佐々木敦氏の解説より引用。文庫化に際して解説と書き下ろし分を読んだ。新たに書き下ろされたものは以下の二編『Bobby-Socks』『Coming Soon』。ボビーソックスは下のボビーが男に男前な声で話しかけてくるなかなかアレな話。男前の声と、日用品が喋るという点でスポンジボブを彷彿とさせるが特に意味はない。カミングスーンは映画予告風小説で、この『Self-Reference ENGINE』の次回作を予告しているようにも読める。いや、次回作といってもですね。ぶっちゃけ円城塔先生の作品のタイトルは全部『Self-Reference ENGINE』でいいんじゃないか、とこれを読んでいたら思います。というか、著者名を『Self-Reference ENGINE』にいいんじゃない? とか。 解説は(しかしよく円城塔の解説を引き受けようと思ったものだ)佐々木敦氏で、あっているか間違って

    作動し続ける(作動しないこと)で「全て」を駆動する「無」としての「自己言及エンジン」──Self-Reference ENGINE - 基本読書
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    daen0_0 2010/02/28
    新たに書き下ろされたものは以下の二編『Bobby-Socks』『Coming Soon』 / な、なんだってー! 文庫に新作をぶちこむとか卑怯だろ。買うしかないじゃないか。
  • カーニバル・イヴ 人類最大の事件/清涼院流水 - 基本読書

    カーニバル・イヴ―人類最大の事件 (講談社ノベルス) 作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/12メディア: 新書購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (20件) を見る もう御大のためにカテゴリ大説を用意してしまった。カーニバル・イヴ 人類最大の事件。JDCvsビリオン・キラー(十億人を殺す者)の壮絶なる戦いが今、幕を開けたのである。一巻まるまる300ページを超える導入編が今ここに一冊とのとして表れている。人類最大の事件を書こうというのだから当然のことである。長い、とか無意味だ、などと思ってはいけないのである。これから何が起こるのかわからないけれど、壮大なプロローグであることは間違いない。何か色々ここに書こうと思っていたことがあったのだが、最後まで読んで全部ぶっ飛んでしまった。大説を読み終わった時に感じる、ああ自分の頭バカになってしもうたあ・・・

    カーニバル・イヴ 人類最大の事件/清涼院流水 - 基本読書
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    daen0_0 2009/01/09
    清涼院流水のアホらしさが伝わってくる良エントリ。思わず吹いたw
  • 順列都市/グレッグ・イーガン - 基本読書

    奇妙な読後感。今まで水滸伝とか三国志みたいな毒にも薬にもならないような、何も考えないでただ読んで楽しめばいいような小説を延々と読み続けてきていきなりこんなハードな話を読んだせいで頭がパンク寸前である。もっとリハビリしてからにすればよかった。 およそ考えられる限り膨大なSF的要素が詰め込まれているといえよう。タイム・スリップ、コピー、ファースト・コンタクト。意識とは何か、死ぬとは何か、精神を変革して、勇敢な人格になったりした場合、それは元の自分とどれぐらい関係があるのか、などの哲学的問題。 だが、異常に難しい。一番最初の、プロローグを読んだ時点ではふんふん、ちょっと難しいが、コピーの話か、ついていけないこともなさそうだぞ、と調子にのっていたものだったが、一章の時点ですでに理解不能といっていい。混乱の極致。わけのわからない専門用語が大量に押し寄せてくる。さらには理解できる単語の羅列が全く意味の

    順列都市/グレッグ・イーガン - 基本読書
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    daen0_0 2008/09/10
    自分が好きな作品のレビューって無性に嬉しいんだけどなんでだろう。
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