Amazonでは製品開発をするとき、まず最初にプレスリリースを書くらしい。これは”Working-Backwards“と言うデザイン手法。面白げなので色々と調べてみた。 Working-Backwards法の商品開発では、お客様の視点をスタート地点にするため、開発前にプレスリリースを作成する。プレス内容は、既存プロダクトの問題点と、それを新製品がどう解決するかが中心になる。 プレスがユーザーに響かなかった時点でプロジェクトはボツ。そもそもその商品は作らない。これにより見当違いな商品を作るリスクを、一番最初の段階で低コストに回避できる。 このWorking-Backwards法で書くプレス内容は主に以下のとおり。 見出し 顧客が商品を理解できるタイトル 副題 ターゲット層と、彼らのメリットを1行で。 概要 商品の特徴と利点をまとめる。この段落で全てを理解できるように。 課題 このプロダクトが
今年の2月に地裁判決が出た時に、「意外な判決だなぁ・・・」とコメントした*1のが記憶に新しい、「グリー対DeNA/釣りゲーム著作権侵害事件」だが、自分が第一審判決への細かいコメントをブログに載せる機会を逸し続けている間に、あっという間に控訴審の判決が出てしまった。 「携帯電話向け釣りゲームを巡って、ゲームサイト運営のグリーが同業のディ・エヌ・エー(DeNA)を訴えた裁判で、知的財産高裁は8日、著作権侵害を認めた一審判決を取り消し、グリーの請求を棄却する逆転判決を言い渡した。知財高裁は両社ゲームの共通部分について「ありふれた表現にすぎない」と判断した。グリー側は同日、上告した。」 (日本経済新聞2012年8月9日付け朝刊・第3面) 9日時点で、まだ判決文がアップされていない*2ので、とりあえず記事に引用されている内容から推察すると、知財高裁は、 (1)両作品に共通部分はあるが、表現上の創作性
サービス障害を起こさないために、障害を起こし続ける。逆転の発想のツールChaos Monkeyを、Netflixがオープンソースで公開 米国でビデオオンデマンドサービスを提供しているNetflixは、Amazonクラウド上でわざとシステム障害を起こすためのツール、Chaos Monkeyをオープンソースで公開しました。 Chaos MonkeyはAmazonクラウド上で使うツール。Amazonクラウド上のインスタンスをランダムに落としまくることで、サービスに対して仮想的な障害を引き起こしてくれます。 NetflixはこのChaos Monkeyを実環境で使うことで、本物の障害が起きたとしてもサービスが継続できることをテストし続けてきました。Netflixのブログ「Chaos Monkey released into the wild」から引用します。 There are many fail
最近、とある機会があって、いろんなアジャイルが出来るといってくるベンダーさんとあう機会があるけど、正直「おい!どの口がアジャイル出来るって言ってるねん!」って思う事がむっちゃくちゃ多い。 今は確かにアジャイル開発ブームで、世間では引き合いも多いらしい。いろんなベンダーの営業さんが、「うちもアジャイルできます」って言って営業してはるけど、マジでちゃんと自社でできるか調査してから営業してほしい。私はアジャイルを10年以上やってるけど、元々は「この方法やったら、お客さんにホンマにええアプリを届けれるんちゃうか?」と思ったところから来ている。 それが、今や猫もしゃくしもアジャイル出来ますとか言って、ろくにアジャイルも出来へんのに売りつけて、結局効果がでなくて、「やっぱアジャイルなんかアカンやん」ってなるのがむっちゃくちゃ嫌なのだ。 これって数十年昔のオブジェクト指向ブームと一緒やん。当時のオブジェ
コミケで販売されるエンジニア向けの同人誌が増えてきています。私が目にしている範囲内で3つ紹介します。他にもありましたら@smorisaki宛にtweetで教えてください。(本エントリは、ベストエフォートで情報更新していきます。) DevLove ライトニングトークス さあ、プレゼンに目覚めよう Software Testing ManiaX vol. 7 Ultimate Agile Stories Iteration 2 コミュニティ等で非常に有名な方も多数寄稿されていて、予想以上に読み応えがあると思います。Ultimate Agile Storiesは私も寄稿しており、著者のメーリングリストで原稿がやりとりされていて、事前に読むことができました。 私は、Software Testing ManiaX vol. 7に「DevOpsから学べること」という記事とUltimate Agile
本家/.で、「Secret Security Question」(パスワードを忘れた際などに尋ねられる質問は役立たずだ、という話題が紹介されている。 「秘密の質問」では、たとえば「ペットの名前」や「通っていた小学校」、「母親の旧姓」といった質問が用意されているが、今日ではGoogle検索のスキルがあればその答えが簡単に入手できてしまうものも多い。これらは時として、パスワードを破るよりも簡単に破られてしまう。 そこで対策として挙げられているのが、ランダムな答えを設定することだ。もちろんその場合、パスワードを忘れた際にはやや面倒なことになるが、そういった場合はその会社のサポートに電話をすればいい、としている。
CCCが「Web検索をするとTポイントが溜まる」という「Tポイントツールバー」なるものを公開している。このツールバーで検索を行うと「スタンプ」が溜まり、スタンプ2個で1ポイントのTポイントが付与される、というものだ。このツールバー、一見検索キーワードのみをCCC側が取得するようにも見えるが、実際のところはWeb閲覧履歴すべてをCCC側に送信しているらしい。このことは利用規約にも書かれているのだが、情報の送信には平文(HTTP)が使われており、比較的容易に通信を傍受できてしまうことが明らかになった。hauncon 曰く、 利用者のWeb閲覧履歴を取得する利用規約で微妙な意味で話題になっているTポイントツールバーであるが、徳丸浩氏の日記によれば、このツールバーはHTTPSを含むWeb閲覧履歴を全て平文(HTTP)で送信しているということである。 さらにTポイントツールバーのPOSTデータには、
twitterなどでTポイントツールバーの利用規約が話題になっています。このエントリでは、Tポイントツールバーを実際に導入して気づいた点を報告します。結論として、当該ツールバーを導入すると、利用者のアクセス履歴(SSL含む)が平文で送信され、盗聴可能な状態になります。 追記(2012/08/10 20:10) たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます。一部に誤解があるようですが、ツールバーが送信している内容はURLだけで、Cookieやレスポンスまでも送信しているわけではありません。URLを送信するだけでも、以下に示す危険性があるということです。 追記終わり 追記(2012/08/13 23:50) ポイントツールバーにバージョンアップがあり、WEB閲覧履歴の送信がSSL通信に変更されました。従って、WEB閲覧履歴が盗聴可能な状況は回避されました。本日22:50頃確認しました。
というわけで、JPOUG> SET EVENTS 20120721 | Japan Oracle User Groupに参加して発表をしてきました。通常の勉強会と比べて発表者と聴講者の一体感を増すための工夫がなされていて、とても良かったと思います。有限コーヒーかと思ったら無限ビールだったのも驚きです。JPOUGの運営メンバのみなさま、会場を提供してくださった日本オラクルのみなさま、当日お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。 私のセッションでは、データベース負荷テストツールまとめ(5)と題して過去4回分のまとめと自作ツールの紹介をさせていただきました。JdbcRunnerはOracle Database、MySQLとPostgreSQLの間でTPC-BとTPC-Cの性能比較ができる唯一のオープンソースソフトウェアですので、いろいろ試してみていただければと思います。試した結果
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