ネットメディアの浸透、電子書籍の普及などで、変わりつつある読書のかたち。ネット時代における読書の意義とは何か? 読書によってどんな能力が培われるのか? 読書好きの経営学者、楠木建一橋大学大学院教授と、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などのヒットを生んだ、カリスマ漫画編集者、佐渡島庸平コルク社長。ともに幼少期を南アフリカで過ごした2人が、読書について語り尽くす。 南アにはテレビもなく、読書ざんまい 楠木:僕と佐渡島さんには南アフリカで子ども時代を過ごしたという共通項があって、2人とも本が好き。南アつながりで本の話をしようという、わかるような、わからないような企画です(笑)。南アフリカからの帰国子女は珍しいですよね。 佐渡島:あんまり会いませんけど、何かにつけて「この人、南アに行ってたんだよ」と話題にされたりするから、意外と知っていますよ。 楠木:佐渡島さんがいらした時期が1990年代で、僕がいた時
この連載コラムでは、中国のみならず、台湾、香港、東南アジアを含む「グレーターチャイナ」(大中華圏)をテーマとする。私は20代から40代前半の現在まで、留学生や特派員として、香港、中国、シンガポール、台湾に長期滞在するチャンスに恵まれた。そうした経験の中で培った土地勘を生かし、「大中華圏」 での見聞を硬軟取り混ぜて皆さんにお伝えしていきたい。 2007年にも訪れたプーアル茶バブル 雲南省の省都・昆明。標高1700メートルの高原都市は、連日40度という異常気象レベルの猛暑に見舞われた中国各地の都市から、ほうほうのていで避暑に逃げてくる人々でにぎわっていた。 雲南省はプーアル茶の産地だ。そのプーアル茶で異常な価格高騰、つまりバブルが起きているというので、昆明郊外にある「雲南康楽茶城」に立ち寄った。 中国人は何かにつけて「城」をつけるのが好きだ。骨董品市場は「古玩城」。デジタル商品市場は「電子城」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く