Rubyは「エンジョイ・プログラミング」を標榜していることから,ホビーや個人向けのイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし,実は仕事に使ってこそ力を発揮する言語です。企業のシステム開発の現場では,各種ツールを作ったりするのによく使われています。今後は,Webシステムを短期間で開発できるRuby on Railsの普及により,システムの開発自体に利用されるケースも増えていくでしょう。この特集を読んで,ぜひRubyが持つ高い生産性を体感してください。
前回は,C言語がプログラムを複数の関数に分ける関数型の言語であることを説明し,制御文を使って順次/反復/分岐のロジックを作る方法を紹介しました。その前の第2回では,変数には“型”があり,浮動小数点数型では小数の計算に誤差が出ることを2進数で説明しました。そろそろ自分が作りたいプログラムを独力で作れるような気がしてきたでしょうか? さて,今回のテーマは変数のスコープ(scope)です。実際にプログラムを書くには,変数の型だけでなく,その働きや仕組みを理解しなくてはなりません。「変数をどこに宣言すればよいのか,なんとなくわかるようになる」――それが今回の目標です。 ローカル変数とグローバル変数の違いはスコープにあり 「変数を定義する」ということは,「メモリーの一部を自分が付けた変数名(識別子)で扱えるようにする」ことです。例えばリスト1のプログラムをコンパイルすると,変数aが二つ宣言されている
皆さん,こんにちは。この連載「よくわかるC言語」は,今回が2回目です。前回はC言語のソース・プログラムをアセンブラのコードとして出力して,Cのソースコード1行が複数のアセンブラのコードに対応していることを確認しました。なるほどC言語は“高級”な言語なのだと,感じていただけたのではないでしょうか。 さて,皆さんがプログラミングをしていて,“こう書くとこうなるけど,その理由はわからない”という方はいらっしゃいませんか。でもあまり心配する必要はありません。なぜそうなるのかの理由がわからないのは,たぶんプログラミングがわからないのではなくて,コンピュータの動作原理などの基礎知識が不足しているだけです。今回のテーマは「変数」ですが,この“コンピュータの仕組み”に重点を置いて説明していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。ぼんやりしていた部分がはっきりすることでしょう。 変数はメモリーの一部に名前を
「よくわかるC言語」,今回は連載3回目です。1回目はBorland C++コンパイラ*1のオプションを指定して,C言語のコードの1行から複数のアセンブリ・コード,つまりマシン語が出力されることを確認しました。2回目は浮動小数点数の計算に誤差が出る理由などを説明し,変数の性質を学びました。さて今回は,プログラムの構造を説明し,「C言語のプログラムはどのように書けばよいのか」を大まかに理解してもらうことを目標にします。カメラのズームをいったんぐっーと引くように,ワイドな視界でC言語のプログラミングを眺めてみましょう。 基本は構造化プログラミングにあり 皆さんは「構造化プログラミング」という言葉をご存知ですか? 1960年代後半,エドガー・ダイクストラ*2が中心となって提唱したプログラミングの考え方です。現在,主流となりつつあるオブジェクト指向プログラミングも,実は構造化プログラミングをベースと
コンピュータはマシン語しか理解しない 皆さんは,そもそもコンピュータは何語で動いているのかわかりますか? 日本人にとっての母国語が日本語で,英国人にとってのそれが英語であるように,コンピュータにとっての母国語は機械語(マシン語)です*1。人間は,必要に迫られれば学習し,カタコトでも他国語を話せるようになりますが,コンピュータはちっとも自発的に学習してくれません。何年たっても,マイクロプロセサが直接に解釈・実行できる言語はマシン語だけです(多くの日本人が,中学からずーっと英語を勉強しているわりに,英語を話せないという事実はまあ,それはおいといて…)。 マシン語というと,何か意味のある言葉のようなイメージがしますが,デジタル機器であるコンピュータの中では,プログラムも含め,あらゆる情報が2進数で表現されています。ですから,マシン語は人間の目には単なる数字の羅列にしか映りません。例えばこんな感じ
第2回GTD徹底研究会──「書き出し」と「分類」のポイントは?:ブロガーがGTDに挑戦!第2回、前半レポート Biz.ID主催、第2回めとなるGTD徹底研究会を開きました。今回は、「気になることの書き出し」→「分類」をしていただき、2週間後には週次レビューについてのディスカッションを行います。 さて、前回のGTD徹底研究会(8月24日の記事参照)に続き、第2回目を実施しました。今回は20名を超えるブロガーにGTDのステップを実際に行っていただきました。 なお、今回は前回と違い、2回シリーズでの実施です。今回はGTDのステップをとにかくやっていただき、2週間後にそれが定着しているかどうかを検証します。 具体的なGTDのステップは「GTDまとめ」を参考にしていただくことにして、今回のレポートでは、GTDを実践するうえで参加者がはまりやすかったポイントを説明します。 GTDの最初のステップはやは
必ずしもすべての人に当てはまるとは思えませんが、心がけておいても良さそうな、あるいは、一部は日々の仕事に取り入れても良さそうな、アイデアです。 Geek to Live: Control your workday – Lifehacker この記事の筆者が事前に行った読者投票によると、 ●25%以上の人が、思っていたよりも遅い時間まで残業している ●13%の人は、はなから定時退社を諦めている という結果が出ているそうです。特にはなから諦めている人というのは、「みんなが帰ってからようやく自分の仕事を始められる」人たちです。 ●メールチェックやミーティングやトラブル対応などで ●一日など簡単につぶれる このような状況で、やろうと思っていた仕事を(できれば定時内に)片付けるためのアイデアが5つ紹介されています。 1.朝出社したら、メールチェックする前に一仕事片付けてしまう 2.“MIT”を慎重に
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