ハーバードの第一線で活躍する37歳の脳科学者、ジル・ボルト・テイラーさん。彼女は1996年12月10日の朝、目覚めとともに脳卒中に襲われてしまう。歩くことも話すことも、読むことも書くこともできず、記憶や人生の思い出が失われていく。そのとき、ひとはどんな行動をとるのだろう。そして、それは、なにをもたらすのか? それがあなただったらどうするだろう--。 前回の竹内薫さんとのメール対談に続き、養老孟司氏がジル・ボルト・テイラーさんに話を聞きたいと手を挙げてくれた。『唯脳論』では、都市化とともに脳化していく日本社会の問題を浮き彫りにして警鐘を鳴らし、『バカの壁』では個人にその問題を普遍化した。社会全体が原理主義的になり、硬直化しているのが心配だという養老氏。確かに、理屈ばかりで生きにくい世の中になっている。そんな養老氏が唱える「脳化」は論理を司る「左脳化」といえるのかもしれない。だからこそ、左脳機
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