警視庁捜査員を刑事告発へ 大川原化工機「調書破棄の疑い」 2024年03月20日16時51分配信 警視庁本部庁舎=東京都千代田区 噴霧乾燥機の不正輸出容疑で逮捕され、後に起訴が取り消された機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の事件で、警視庁公安部の捜査員が同社元役員の調書を故意に破棄した疑いがあるとして、同社側が近く、捜査員と上司を公用文書毀棄(きき)容疑などで同庁に刑事告発する方針を固めたことが20日、関係者への取材で分かった。 大川原化工機側が新証拠提出 公安部捜査メモなど高裁に―「事件捏造」主張・起訴取り消し訴訟 違法捜査を受けたとして同社が起こした訴訟の判決で、東京地裁は昨年12月、捜査員が役員だった島田順司さん(70)を逮捕直後に取り調べた際、島田さんが「弁解録取書」という調書の修正を求めたのに捜査員は直したように装って署名させたと認定。違法な調書作成だったと判断した。 この調