オバマ米大統領は19日、ベルリンのブランデンブルグ門で演説を行った。同地は、歴代の米大統領が歴史に残る名スピーチを残したことで知られる。冷戦下に、ケネディ大統領が、東西に分断された街、ベルリンに思いを寄せて“Ich bin Berliner.”と語り、レーガン大統領がゴルバチョフ大統領に向かって「この壁を崩してみせよ」と迫ったこの地は、オバマ大統領が5年前に、黒人として初めての大統領候補者としての訪独の際に、演説を許可されなかった因縁の場所でもある。 オバマ大統領の演説の内容は、歴史に残りうるものだったのか。その内容はどう受け止められたのか。海外各紙が分析した。 【核兵器の削減】 大統領の、満を辞しての演説の中心的な内容は、「核兵器の削減」。当時、ケネディ大統領が、「アメリカは核によってあなたがた(ヨーロッパ)を守る」と語って喝采を浴びたことを振り返れば、隔世の感があると、各紙は指摘した。
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