安倍晋三首相は14日午前の参院予算委員会で、慰安婦問題をめぐる1993年の河野洋平官房長官談話について「安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言した。菅義偉官房長官は談話の作成過程で韓国側と文言調整があったかどうかを調べる考えを示した。 首相は「筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む。思いは私も歴代首相と変わりはない」と述べた。「歴史の研究は有識者や専門家の手に委ねるべきだ」とも語った。 菅氏は「河野談話作成過程の実態を把握することが必要だ」「韓国側との意見のすり合わせの可能性について検証する必要がある」と答弁した。 菅氏は、当時の官房副長官だった石原信雄氏が2月20日の衆院予算委で述べた内容のうち①談話の根拠となった元慰安婦16人の聞き取り調査結果の裏付けをしていない②(韓国と)意見のすり合わせがあった可能性に言及③当時の日本政府の善意が生かされていないの
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