富山県は2日、高岡市の焼き肉チェーン店「牛角高岡店」で食事をした18〜19歳の男女20人のグループが食中毒を発症したと発表した。 このうち15人から腸管出血性大腸菌「O(オー)157」を検出。いずれも軽症で、回復している。県は同店を2日から3日間の営業停止とした。 県の発表によると、20人は5月6日、カルビやタン、ハラミなどを食べ、翌日から14日にかけて下痢などの症状を訴えた。焼く前の肉に触れた箸で食事をしたことなどが原因とみられる。 牛角チェーンを運営するレインズインターナショナル(東京都)は豪州産牛のハラミが原因の可能性が高いと判断。委託先の加工先工場を別工場に切り替えた。