米資産家で起業家のイーロン・マスク氏はホワイトハウスへの返り咲きを目指すトランプ前米大統領を支持し選挙キャンペーンに莫大(ばくだい)な資金を提供することで、さもなければ電気自動車(EV)に懐疑的なトランプ氏を説得することのできる態勢を整えた。 トランプ氏の他の政策アジェンダについては、宇宙開発のスペースXとソーシャルメディアのX(旧ツイッター)、マスク氏が率いる他の3企業に好都合なことが多くある。 EVメーカーのテスラと同社顧客に多額の補助金が流れ込むバイデン政権の政策をトランプ氏は撤回すると表明しているが、規制緩和の新時代の到来も公約している。自動運転技術の安全性や有効性から、マスク最高経営責任者(CEO)の労働組合反対論まで、さまざまな問題に起因する連邦政府によるテスラへの監視が緩められる可能性もある。 スペースXにとっては、政治的なプラス面はもっと明確で広範囲に及ぶ。トランプ氏が策定
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