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ブックマーク / bunshun.jp (51)

  • 「キモくて金のないおっさん」と「見えない弱者」の話をしよう | 文春オンライン

    吉川ばんび 佐々木さんの書かれた「『キモくて金のないおっさん』を救うために、当の正義の話をしよう」を拝読しました。「弱者として認定してもらえない人たち」の問題は私も記事にしたことがありますが、非常に根深い問題ですよね。 佐々木俊尚 「誰が社会的弱者を選別するか?」というと、メディア側なんですよ。そして選別されたのは「美しくて儚げで、可愛げのある弱者」、例えば身体障害者やLGBTの方がそうですよね。 吉川 マスメディアの力によって世間へ広く認知され、注目されたことで「守らないといけない弱者だ」と大衆に認められた人たちですね。 今までの価値観での「弱者」ではもはや語れない 佐々木 一方で「キモくて金のないおっさん」は、認められなかった弱者の象徴だと思うんです。昔は総中流社会で安定していたから、普通のサラリーマンは、大した取り柄がなくても働いていて、かつて宮台真司さんが「終わりなき日常」と言っ

    「キモくて金のないおっさん」と「見えない弱者」の話をしよう | 文春オンライン
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    dal 2019/05/29
  • ニートの名言「働いたら負けかなと思ってる」をマジで笑えなくなった“平成の終わり” | 私が令和に語り継ぎたい「平成の名言」 | 文春オンライン

    私は日の都会の通勤時間帯の電車が嫌いである。ただし単純な混雑だけが理由ではない。胃が悪いらしき病的な口臭やストレス臭を漂わせた人や、生気に欠けた暗い目をした人が極端に多く、不吉かつ異様な雰囲気が充満しているからだ。海外から帰国したり地方から上京した直後にこの手の電車に乗り、「スーツを着たゾンビ」さながらの集団を目にすると、生命エネルギーをゴリゴリと削られるような錯覚すら覚える。 平成30年間の“悲しい現実”にぴったりの名言 しかも、彼らがそんな姿になってまで通勤した先では、しばしば長時間労働やパワハラ、理不尽な顧客のクレームが待っている。たとえ労働者が主観的には「がんばって」いても、日人の労働生産性は先進7カ国のうちで最低だ。多くの人は退屈で非効率的な行為を「仕事」であると必死で思い込もうとしているにすぎない。得られる年収は300~400万円かそれ以下という人も少なくない。

    ニートの名言「働いたら負けかなと思ってる」をマジで笑えなくなった“平成の終わり” | 私が令和に語り継ぎたい「平成の名言」 | 文春オンライン
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    dal 2019/05/02
  • 77歳 仲本工事が語る“ドリフ秘話”「加藤は天才、志村は秀才」の理由 | 文春オンライン

    ◆ 目って演技には欠かせない要素だと思う ―― カンヌ国際映画祭にも出品された『寝ても覚めても』には東北の漁師役で出演されていますよね。メガネを外されていたので、最初は仲さんなのか分からなかったんですが。 仲 わかんなくていいんですよ。僕は何でもいいんです(笑)。 ―― ヒロインの唐田えりかさんが「仲さんの目は、いろんなことを経験した人の目で印象的でした」って仰っていて。 仲 唐田さんとは二人になるシーンがいくつかあってね。駅の改札のシーンとか、玄関口のシーンとか、僕にとっても唐田さんの目は印象的でしたよ。ああ、こういう人間的な訴えを持った眼差しを、瞬間的に出せる人ってなかなかいないよなって。やっぱり、目って演技には欠かせない要素だと思う。 『寝ても覚めても』に仲さん(左)は東北の漁師役で登場 ©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS 

    77歳 仲本工事が語る“ドリフ秘話”「加藤は天才、志村は秀才」の理由 | 文春オンライン
  • おっさんは差別されてもいいのか | 文春オンライン

    セクハラやパワハラ、アカハラなどのハラスメントの問題で言えば、大概は組織の中で人事決定権のある上長が立場の弱い女性に対して横暴な態度をとることが問題視される一方、中年男性限定で言えば常に迫害される立場にあるわけですよ。まあ、私もおっさんですが。この若者でもない、ジジイでもない、微妙な年代のおっさんって、社会的な問題のすべてを押し付けられている気がするんすよね。ムカつく。 社会的な問題のすべてを押し付けられている「おっさん」 おっさんが上手くいかないと「能力がないからだ」と蔑まれ、苦しい立場にいてもなかなか同情をひくこともない。一柳良悟さんが「キモくて金のないおっさん」という新たな被差別階級を発明して以降、おっさんであることがすでに罪であるかのような空気感が充満しているように思うのです。「とりあえずおっさんが悪い」的な。 ©iStock.com 極めつけは、先日の会員制ニュースサイト『New

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    dal 2018/07/05
  • 母親が告白 農業アイドルだった大本萌景さん(16)は、なぜ自殺しなければならなかったのか | 文春オンライン

    2018年3月、愛媛県松山市を活動拠点にする農業アイドル「愛の葉Girls(えのはがーるず)」メンバーだった大萌景(おおもと・ほのか)さん(享年16)が、自宅で首を吊り亡くなった。 「愛の葉Girls」はご当地アイドルブームが盛り上がりをみせていた2012年12月に、“歌って、踊って、耕すアイドル”としてデビュー。JAや自治体が主催するイベントなどで精力的に農業の魅力をPRする活動を続けてきたが、萌景さんの死を受けて、3月末で活動を自粛。デビュー以来、レギュラーメンバー・研修生を含めて10人以上が卒業や活動を辞退するなどして、最終的には5人編成となっていた。萌景さんの死から約2カ月。まだ心の整理がついていないという萌景さんの母親が、現在の思いを初めて語った。 ◆ ◆ ◆ ももクロが大好きで、アイドルに憧れていた 3月21日に萌景(ほのか)が亡くなってから、私たち家族の明るさ、家の光が失わ

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    dal 2018/05/20
  • 「我慢する人生」より「好きなことだけしてる人生」に価値があるのか? | 文春オンライン

    よく「我慢」ってのは下積みや修業を長年やってる人ってイメージで捉えられることが多いんですよね。徒弟制度的に、ある年齢までは皿洗いしかさせてもらえないとか、野球部でも一年生はボールに触れないとか。まあ、下積みは足切りという話のある通り、昔のやりたい奴はいっぱいいる、っていう人余りの時代では、どの世界でも当たり前にありました。そう簡単に技術を教えて渡してしまったら、自分の身が危ないということもあるでしょう。また、テレビマン、広告業界、ゲーム制作、アニメなど、安い給料で残業徹夜当たり前の世界で頭一つ出るために「下働きや修業が必要」という我慢を働く人に強いる仕組みが選抜の仕組みの代わりになっていたのかもしれません。 我慢というのは何なのか 世の中、一定の割合で「どうしても我慢することができない人」や「欲を抑えられない人」ってのがいます。以前収監されてた人が「何年も下積みしている寿司職人は馬鹿」とか

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    dal 2018/05/10
    「好きな事をする」の想定レベルが低いな、それは好きな事をするのではなく堕落しているというの。
  • 「キモくて金のないおっさん」を救うために、本当の正義の話をしよう | 文春オンライン

    正義というものが、いまの日ではとても厄介になってしまっている。 以前、大手海外通信社の記者が「私達記者は正義。がんばる」とツイートして話題になったことがあった。 私達記者は正義。がんばる。 — Yuri Kageyama (@yurikageyama) 2016年2月22日 この記者の言う「正義」(私はこの日的な正義は来の正義と違うと思うので、区別するためカギカッコつきにしておく)は、善悪の善や正しさのようなものを意味しているのだろう。儒教でいう義(正しいこと)から転じた言葉なのではないだろうか。でもここで何が正しくて何が正しくないかという基準は、いったい誰に決めることができるのだろうか?

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    dal 2018/04/09
  • 秋葉原 変容し続ける街で「なにもしなかった」オノデンが生き残った理由 | 文春オンライン

    1960年代前半、東京五輪に沸く首都を活写した開高健の『ずばり東京』で、開高が描かなかった街・秋葉原。いまやJR東日で9位の乗降客数を誇り、外国人観光客も多く呼び寄せる秋葉原は、どのように発展してきたのか。ノンフィクションライター・神田憲行氏が、その軌跡を辿る。 出典:「文藝春秋」2017年9月号・全3回 しかし開高の「ずばり」に、秋葉原という文字は一度も登場しない。これは今の感覚からするとけっこう不思議なことではないだろうか。 この連載が開高健の「ずばり東京」をモチーフにしていることは読者のみなさんもご存じだろう。1960年代前半、東京五輪開催直前の東京のあちこちを開高が歩き回った名作ルポである。 現在のJR秋葉原駅の1日の乗降客は24万6000人以上、JR東日管轄の駅の中では9位に入る。上野や有楽町などよりも多い(2016年度、JR東日調べ)。また「電気街」「アイドル」「アニメ」

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  • 「メタルギア」の小島秀夫が考える“エンタメが戦争から逃げられない”理由 | 文春オンライン

    映画ゲームの共通点はどこにあるのだろうか。 その答えのひとつは「テクノロジー」である。映画ゲームは、テクノロジーの発展とともに歩んできた。19世紀末にリュミエール兄弟が発表した世界最初の映画のひとつである『列車の到着』は、プラットフォームに蒸気機関車がやってくる情景を見せるだけのものだった。そこには当然、音もなく、白黒の画面だったが、これを観た観客は、その臨場感に度肝を抜かれた。これは最新のテクノロジーであるVRが実現する臨場感や驚きと質的に変わらない。 ビデオゲームの原型は、1962年にMITの学生が開発した『スペースウォー!』と言われている。これは記号化された宇宙船を操作して対戦させる、極めてシンプルでプリミティブなシューティング・ゲームだった。 映画ゲームもその最初期は、ともに単純な「動き(アクション)」しか表現できなかった。キートンやチャップリンの無声映画(サイレント)は、

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  • 世界的トランペッター・日野皓正が中学生を往復ビンタ | 文春オンライン

    日野氏 ©共同通信社 8月20日、「世田谷パブリックシアター」で行われた公演「日野皓正 presents “Jazz for Kids”」。このコンサートは世田谷区教育委員会の主催で、区が取り組む「新・才能の芽を育てる体験学習」の一環だ。 「約600人が入る会場はほぼ満席。中学生の演奏が始まると、会場は大いに盛り上がりました。アンコールの後半、ソロタイムで、舞台の隅にいた日野さんが、ドラムを叩く男の子に歩み寄って体罰を加えた。私を含め参加者は、あまりに突然のことで何が起こったのか、理解できませんでした」(参加者) 毎年、公募で区内の中学生が集められ、4カ月間、日野氏をはじめとした数名の講師のもとで、練習を積む。そして8月のコンサートで、その成果を発表する。日野氏は第1回目から、この中学生バンド「ドリームジャズバンド」の指導にあたっている。 別の参加者はこう困惑する。 「お金を払って観にいっ

    世界的トランペッター・日野皓正が中学生を往復ビンタ | 文春オンライン
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    dal 2017/08/31
    暴力は絶対に悪!ってなるとどこまで暴力になるか線引きで揉めない?正当防衛や危険を避けるため反射的に手を上げるのはどうなの?みたいになる。それで言うと叩いてでも止めたい状況ではあるなあと思う。
  • お客様は神様ではなくなり、戦後は終わった | 文春オンライン

    親族の介護を手伝っていると、引退した団塊の世代のグループと頻繁にお会いして話すケースが多いのですが、彼らの口から若い人を褒める言葉を聞くことはあまりありません。だいたいが、いまのサービスはなってないとか、若い人はだらしないなどという愚痴か、自分たちが高齢者であるという理由でいかに大事にされていないかという話を繰り返しされるわけですよ。 実際には、私は息子として老いた母や自力で生活のできない親族を血縁の人間として介護しているわけで、文句を言っている高齢者のかなりの割合は息子夫婦も近寄らないような天涯孤独の老人ばっかりだったりします。そういう愚痴を現役時代からずっと垂れ流して精神論で人様を批判していたらそりゃあ親族だって近寄らないだろうと思うわけですが、こちらも車椅子を押したり老人同士の会話に入るときは暇なので、そういうお年寄りの「ご高説拝聴」となるわけですけれども、コンビニでいらっしゃいませ

    お客様は神様ではなくなり、戦後は終わった | 文春オンライン