さまざまな話題を提供し、将棋ファンの裾野を広げる原動力にもなった電王戦が5月20日、6年の歴史に幕を下ろした。最終局となった第2期電王戦第2局は、Ponanzaが中盤から徐々に佐藤天彦叡王(名人)に差をつけ、94手までで勝利を収めた。これで、4月1日に行なわれた第1局に続き連勝し、Ponanzaは電王戦負け無しの7勝。また、将棋界で最も歴史のあるタイトル“名人”の保持者、佐藤名人が負けたことにより、事実上コンピューター将棋ソフトは、プロ棋士レベルを超えたことになる。中継を見てさらっと記事化したサイトが多い中、本稿では現地取材した最後の電王戦をお届けする。 ・ニコニコ動画会員ならタイムシフト放送をチェック! ・第2局の棋譜を見ながら記事を読むと駒の配置がわかる! 午前中は佐藤天彦叡王のペースだったのだが…… 第2期電王戦第2局は、舞台を兵庫県の姫路城へ移し、午前10時より対局が始まった。快晴
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