長かった学生たちの夏休みもようやく終わろうとしている。いや正確にはもう終わっているのだが、自主的に引き伸ばすMENがあまりに多いので、今までずるずると学内に夏休みムードが漂い続けているのである。 さて、近頃「自分探しの旅」なるものに出かけていたヒマでイノセントな友人・知人たちが1人また1人と帰ってきている。彼らは「さあ俺の帰還祝いをやれ」と言わんばかりに嬉々としてメールで帰国を知らせてくる。当然自分はタダ飯か割り勘による得な飯が喰えそうな場合は(あんまり知らない奴の帰国祝いにも)即刻馳せ参じるのだが、毎度毎度「自分探しの旅」によって如何に彼らの人生観が変わったかを聞かされるのには閉口する。 「日本は恵まれてる。マレーシアではどうたらこうたら」 「確かに先進国は便利だけど、みんな何かに追われている。タイのスローライフはどうたらこうたら。一般Peopleの間に深い信仰心があるし、どうたらこうた