アメリカのマーケティング情報サービス企業、J.D.パワーが行った2015年米国自動車初期品質調査(IQS)で、韓国車が他地域のブランドを抑え、最高評価を受けた。一方日本車の品質は、調査開始以来初の業界平均以下となった。 ◆新車の不具合最小は韓国車 この調査は、新車購入から90日後の消費者調査をもとに、ブランドをランク付けするもの。初期品質は、新車100台当たりの不具合件数をもとにしており、数値が小さいほど不具合の報告が少ない、つまり品質が高いということになる(ロサンゼルス・タイムズ紙、以下LAT)。 地域別に見ると、韓国系ブランドがトップで、不具合は100台あたり90件だった。2番手は欧州系で113件。日系は米国系と同じ114件となり、調査の29年間の歴史において初めて業界平均(112件)に劣る結果となった(LAT)。 ブランド別で見ると、ポルシェが不具合80件で3年連続の最高ランクに輝い