ダム事業「抜本的に見直し」 国交省、チーム発足へ2008年11月13日18時18分印刷ソーシャルブックマーク 地方の知事から、ダム計画に反対表明が続いている事態を受け、国土交通省はダム事業のあり方の抜本的な見直しに取り組むプロジェクトチームを省内に発足させる方針を固めた。早ければ年内にも作業を始める。ダム事業が抱える問題点の改善を目指す異例の試み。ダム偏重との批判が根強い治水行政の転換に今後つながる可能性がある。 プロジェクトチームには、治水を担当する河川局以外の職員や学識経験者も加わる予定で、従来の国の治水行政の範囲にとらわれない視点で意見を出し合う。住民の意見を採り入れることに消極的だと批判の絶えない事業の進め方や、おおむね3分の1を地方に負担させる現在の費用配分のあり方などの見直しも進める。 国交省のダム事業をめぐって、熊本県に計画する川辺川ダムに県知事が9月、計画の白紙撤回を求める