北海道、あふれる外国人観光客 空港に長蛇の列/足りぬバス 受け入れ態勢拡大急務 (01/11 10:55) 新千歳空港国際線の出発ロビー。現在2カ所ある出発口付近は、出発便が集中する時間帯に混雑に見舞われる=6日午後1時15分 急増する外国人観光客に、北海道内の受け入れ態勢が追いつかない事態が相次いでいる。新千歳空港の国際線ターミナルでは、出発口の少なさから長蛇の列をつくる旅客をさばき切れずに、出発便の遅れが多発。さらに、到着した団体客らに対応する大型貸し切りバスや通訳も不足が著しい。円安傾向が続き、今後も外国客は増加が見込まれるため、関係者からは「設備や人材などの拡充が急務だ」との声が上がっている。 国土交通省新千歳空港事務所によると新千歳発の国際線で昨年4~11月、30分以上の遅れが発生したのは386便で、前年同期より65%も増えた。昨年の国際線乗降客数が11月までに過去最高の約137