えん堤の高さが日本一を誇る富山県の黒部ダムで26日から観光放水が始まり、訪れた人たちは、毎秒15トンもの水が形づくる巨大な滝のような流れを楽しみました。 黒部ダムでは毎年6月から10月にかけて「観光放水」を行っていて、ことしも26日から始まりました。ダムを管理する電力会社は、午前5時すぎから放水に向けた操作を始め、午前6時には、水の流れが目標の毎秒15トンに達したということです。 ことしは、放水の風景をより近くで楽しんでもらおうと、広さ90平方メートルほどの新たな展望テラスがオープンしました。従来の展望スポットよりも3メートルほど噴出口に近く、水が噴き出す様子がよりはっきり見えるほか、風向きによって水しぶきを浴びることもあります。午前9時40分、テラスがオープンすると観光客が次々と詰めかけ、巨大な滝のように水が谷間に流れ落ちる様子を眺めたりカメラに収めたりしていました。 和歌山県から夫婦で