俺の家に聖火が一時的に安置されることになって半年が過ぎた。時代の移り変わりとは忙しないもので、あれだけ騒ぎになったオリンピックの延期問題についても内閣府が現金ばらまきトラックを巡回させたことで収束に向かい、新型コロナもスーパードクターKとブラックジャックとザ・シェフがなんとかしたらしい。喉元過ぎればなんとやらの国民どもは半年後に迫ったオリンピック開催を楽しみにしている。 半年前はそれなりに大変だった。オリンピックが一年間の延期をしたことにより、日本中が大混乱、自粛ムードが吹き荒れ聖火リレーが立ち消えになった。この混乱に乗じて聖火の奪取を試みたのが東北四県にまたがるカルト教団「芋煮会」だ。 「聖なる芋を捧げよ!!」をスローガンに聖火リレーのスタート地点である福島県に北から芋煮会が攻め込み始めた。少し遅れて南からは「日本和牛協会」がやってきた。和牛に火をつけて走り回れば病原菌やお調子者は死ぬ、
2020年3月27日 最終更新:2020年5月22日 コミックマーケット準備会 共同代表 安田かほる・筆谷芳行・市川孝一 新しい情報はこちら →「コミックマーケット98中止に伴う対応の現状について」(2020年5月22日) →「コミックマーケット98中止に伴う対応の現状について」(2020年6月26日) コミックマーケット98の開催中止について コミックマーケット98(開催日5月2日〜5日・於:東京ビッグサイト)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から、開催を中止いたします。 3月15日のコミックマーケット公式Webサイトの告知(https://www.comiket.co.jp/info-a/C98/C98Covid19Notice1.html)以降、政府・東京都をはじめ関係各方面の発表等を注視し、開催に向けて検討を続けてまいりました。しかしながら、政府及び東京
「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開 ※書影は販売サイトとリンクしています アニメーション映画監督の片渕須直氏とSF作家の野尻抱介氏に推薦を頂き、ハヤカワ文庫JAより好評発売中の山本弘『プロジェクトぴあの』上下巻。その下巻の収録されているあとがきを、全文公開します。本作をできるだけ多くの方に読んで頂くため、担当編集から著者の山本さんにお願いをいたしました。ぴあのとすばるの物語が、サイハテの更に先へ届きますように。 ** あとがき これは2014年にPHP研究所から出版された作品の文庫化です。 多くの方がすでにご存じでしょうが、僕は二年前に脳梗塞を患いました。本当に突然の発病でした。現在、いくらかは回復してはいますが、依然として計算能力や論理的思考力は低いままです。 今の僕の状態をSFの登場人物に例えるなら、ダニエル・キ
これから書くことはほとんど、これまでも繰り返し申し上げてきたことと変わりない。が、同じ質問は繰り返し受けているので、再度申し上げる次第である。なお、海外からも同様の問い合わせが多いので本来であれば英語でも同じ内容の文章を用意すべきだが、時間の関係で割愛させてください。Chromeかなにかでそれぞれ母国語に訳してお読みいただけると幸いです。なお、本稿は特に感染症学の基礎知識やジャーゴンを知らなくても読めるように工夫はしているが、それなりに難解な内容だ。その点はご容赦いただきたい。 日本のCOVID-19報告数が諸外国に比べて非常に少ないことに内外から注目が集まっている。あれは本当なのか。検査数が少なすぎて、実際の感染者数を見誤っているのではないか、という指摘がある。 しかし、この指摘はいろいろなレイヤーにおいて間違っている。そもそも、日本はCOVID-19の全数把握を目指していない。行政検査
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