大学卒でプロ野球選手になり、今年でプロ13年目を終えた選手がいる。井野卓という選手をみなさんはご存知だろうか? プロ12年目までの出場試合数は、62試合しかなく、安打も12安打という、まさに「GReeeeN」の代表曲のような選手だ。そんな井野卓が、2018年は47試合の出場というキャリアハイの成績を残している。 井野卓は、2014年にジャイアンツから戦力外通告を受けて、2015年からヤクルトに加入した。 先ほども書いたように、大卒で寂しい成績では戦力外通告を受けても仕方がないように思う。それでも、長い間プロ野球の世界で生き残れるのにはそれなりの理由があると思う。その理由の一つが、彼の持つ人間性だ。人間性といっても、感じ方は人それぞれなので一概には言えないが、彼はとても魅力的だ。ユーモアのセンスこそ、そこそこしかないが、人の話を真剣に聞いてくれる。聞いてくれるとは、親身になって向き合ってくれ