イラクの首都で起きたデモ隊と治安部隊との大規模な衝突は、これまでに少なくとも15人が死亡、350人がけがをしました。 デモ隊側の指導者の呼びかけでデモはひとまず収束しましたが、政治的な混乱に伴う不安定な情勢が続いています。 イラクの首都バグダッドでは29日にデモ隊が、「グリーンゾーン」と呼ばれる警備が最も厳重なエリアに乱入して首相府など複数の政府機関の建物に押し入り治安部隊と衝突しました。 衝突は30日も続き、さらにデモ隊に反発する別の勢力も加わって拡大しましたが、現地時間の午後になってデモ隊が支持するイスラム教シーア派の指導者、サドル師が鎮静化を呼びかけ、デモはひとまず収束しました。 現地のメディアはこれまでに少なくとも15人が死亡し、350人がけがをしたと伝えています。 サドル師が率いる政党連合は去年10月に行われた国民議会選挙で最大会派になりながら、連立交渉に行き詰まって首相や大統領
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