仕事でプログラムを書いていると,デバッグ以外に他人のソースコードを読む機会がたくさんあるわけですけれど,大抵の場合,漫然と読んでいるのではなく目的があります。例えば,字句解析する際のバッファ管理の方法を知りたいから GCC を読むとか,ベクタオブジェクトの描画系はどうやってるんだろと思って,Inkscape のソースを読むとかいった具合。もちろん,それらが最適なプログラムとは限らないわけですけれど,他の人の考え方を取り入れるには,下手な能書きが書かれた本を読むよりも,ソースを読む方が手っ取り早かったりします。 で,ま,目的をもってソースを読むわけですけれど,この場合,まずもって目的のソースにたどり着けなくちゃいけません。全然関係ないところを読むのは時間の無駄ですから。この点,巷には,ソースの読み方をあちこちで紹介しているわけですけれど,あたしはあまりこゆ読み方はしていない気がします。例えば