2次避難を拒む認知症の母「家を離れる理由が分からない」。「快適だけど牢のようだ」知人のいない温泉旅館で沈む海女さん。古里か安全か…正解のない能登で記者は言葉を失った
光合成しないランとするランを掛け合わせて開花した。花びらは黄緑色で、中に紫のまだら模様が入っている=茨城県つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園で2012年10月26日、安味伸一撮影 国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)は26日、光合成をするランとしないランとを交配させ、世界で初めて開花させることに成功したと発表した。交配から6年後だった。この雑種のランは光合成をしているとみられるという。花は3〜4センチ。黄緑色で紫の模様入り。同園の研修展示館で一般公開していて、見ごろは今月末ごろまでという。 06年8月、スルガランのめしべにマヤランの花粉を受粉させた。スルガランは光合成をするが、マヤランは葉がなく光合成をせず、栄養は共生する菌類から吸収している。 受粉で得た種から約50株が育ち、うち3株が開花した。遊川知久グループ長(植物学)は「菌類と共生する植物の進化の仕組みを解明したい」と
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中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)から30キロ圏内に位置する同県藤枝市は26日、市内60カ所に11月から、浜岡原発までの直線距離や海抜を表示した看板(縦45センチ、横60センチ、アクリル板)を設置すると発表した。同市によると、周辺自治体で浜岡原発までの距離を示す看板設置は初めて。 同市は面積の約4分の1にあたる地域が30キロ圏に位置し、市役所も浜岡原発3号機から約29.1キロにある。緊急防護措置区域(UPZ)が半径30キロ圏に新たに導入されるため、多くの市民から浜岡原発までの距離や海抜の問い合わせが相次いだ。このため、正しい情報を周知し地震発生時の避難に役立ててほしいと、設置を決めた。市役所や市内すべての小、中学校、JR藤枝駅などに掲げられる。 北村正平市長は記者会見で「市民の安心のために意義がある」と述べた。【山本佳孝】
韓国食品医薬品安全庁は25日、基準値を超える発がん性物質を含んだかつお節を粉末スープに使用していたとして、食品会社「農心」の「ノグリラーメン」など4社の9製品を対象に自主回収を命じると発表した。 同庁は、粉末スープに残っている同物質は微量で健康に害はないとしているが、一部の報道で国民に不安が広がったため、こうした措置に踏み切った。 農心は日本でも流通する「辛ラーメン」で知られるが、辛ラーメンは回収対象になっていない。 同庁によると、農心に納入する業者のかつお節から6月、基準値を超える発がん性物質のベンゾピレンが検出された。同庁の指摘を受け、農心はこのかつお節を使ったスープを廃棄し、納入業者を変更した。廃棄前に製造された商品が自主回収の対象。 同庁によると、ベンゾピレンは食品をいぶしたり加熱したりする過程で生成される物質。(共同)
像の内部から墨書(手前のパネル)が見つかった「後白河法皇坐像」=23日午後、京都市下京区、高橋一徳撮影像の脚の内側の墨書を拡大したパネル=23日午後、京都市下京区、高橋一徳撮影像の内部から墨書が見つかった「後白河法皇坐像」=23日午後、京都市下京区、高橋一徳撮影 【筒井次郎】NHK大河ドラマ「平清盛」にも登場する後白河法皇が創建した長講堂(ちょうこうどう、京都市下京区)所蔵の同法皇坐像(ざぞう、重要文化財、江戸時代)の内部から、鎌倉時代の名仏師・運慶の子孫によるとみられる墨で書かれた文書(墨書)が見つかった。像内の空洞にファイバースコープを通して確認され、長講堂が23日、発表した。 坐像は、運慶の19代目の子孫とされ、江戸幕府とのつながりが深かった仏師・康知(こうち)が1658(明暦4)年に作った木像。奈良国立博物館で今夏開かれた「頼朝と重源(ちょうげん)」展(朝日新聞社など主催)で初
体のあらゆる組織や臓器になるとされるiPS細胞から、心臓の筋肉の細胞をこれまでの20分の1のコストで効率よく作り出すことに京都大学の研究グループが成功しました。 この研究を行ったのは、京都大学物質ー細胞統合システム拠点の中辻憲夫教授の研究グループで、9600種類の化合物を一つ一つiPS細胞に試し、どの化合物が最も効率よく心臓の筋肉の細胞に変化させるか調べました。 その結果、特定の有機化合物を使うと、これまでよりも大幅に高い90%以上の確率でiPS細胞を心臓の筋肉の細胞に変化させることができたということです。 また、この化合物は値段が安いため、患者に移植する際必要となる10億個の細胞を作るコストも従来の20分の1程度にまで下げられるほか、培養の際にウシの血液の成分を使う必要がなくなり、感染症などの危険性を低くできるということです。 ただ、今回の化合物で作った心臓の筋肉が安全かどうかについては
福島などで放射性物質を含む汚泥や焼却灰などの保管が深刻な問題となるなか、北九州市立大学などの研究グループが、高い濃度の汚染廃棄物を低コストで長期保管する手法を開発し、環境省は、近く、保管技術としては初めて実用化に向けた実証試験を行うことを決めました。 この手法は、北九州市立大学の伊藤洋教授らの研究グループが開発しました。 ポリエチレンで出来た高さ15センチほどの建材に土砂などを詰めて、汚染廃棄物の周りに階段状に積み上げ、囲いを作ります。 さらに上下に吸着剤を置いて放射線を遮蔽する仕組みです。 この手法で高さ3メートルほどの囲いを作り、1キロあたり4万6000ベクレルの放射性物質を含む汚泥で実験した結果、97%以上の放射線量を遮蔽する効果が確認できたということです。 保管する廃棄物の量に応じて大きさが調整できるうえ、設置費用は廃棄物1立方メートル当たり1万5000円程度と比較的安く、研究グル
関連トピックス原子力発電所【動画】チェルノブイリ原発、新シェルター建設現場を公開=関根和弘撮影新シェルターの建設現場。鉄骨を組み立てて金属製のパネルを取り付けたドーム状の構造物を、事故が起きた4号炉(左奥)までスライドさせる=24日、関根和弘撮影放射性物質を封じ込める新シェルターの建設現場。汚染された表土を取り除き、作業しやすいようにコンクリートを敷き詰めた=24日、関根和弘撮影チェルノブイリ新シェルター概念図 【チェルノブイリ=関根和弘】20世紀最悪の原発事故を起こした旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発が24日、放射性物質を封じ込めるための新たなシェルターの建設現場を朝日新聞に公開した。 チェルノブイリでは、1986年の事故後間もなく建設された「石棺」と呼ばれるコンクリート製の構造物が老朽化。放射能漏れが問題となり、今年4月に石棺を覆う新シェルターの建設が本格的に始まった。 かま
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